更新日時: 2023年/09月/03日 by aruna
メダカが卵を産まないときの対処法について紹介します。たくさん卵を産ませるための裏技についても説明します。最初から結論をお伝えすると、性成熟したメダカ(2センチ以上)は病気にさえ感染していなければ、
照明(13時間以上)
温度(20度以上・できれば25度以上)
この3つを満たしていればほぼ確実に産卵します。個体差がありますが一週間から1か月もあれば産卵しない個体のほうが珍しいです。
生殖能力は生物にとって一番大事な機能です。特にメダカなどの生き物は人間と違って大量に子孫を残さなければ生き残ることができない種類です。このため、病気でなければ繁殖能力が全くないメダカはほとんどいないと思います。
飼育しているメダカが全然卵を産まない方は上記の3つを見直しましょう。あと、この記事ではこの基本の3つができた前提で、産卵を促進させる裏技のようなものを紹介します。ただし、メダカの産卵には餌と照明と温度が必要不可欠なのでまずはその3つを改善してください。
メダカが卵を産まないときはエサと光に気をつける
メダカは卵を産まないときは光とエサに気をつけましょう。まずはメダカは1日12時間以上光が当たらないと卵を産みません。このため、暗い場所に置いておくと卵を産まないことがあります。
また、メダカは栄養が足りなくなると卵を産まなくなってしまいます。これは、メスのメダカの体内で卵を作るときに大量のタンパク質などの栄養が必要だからです。親メダカの栄養が足りないと卵を体内で作ることができなくなるため卵を産まなくなってしまいます。
そこで、メダカのお腹がパンパンになるまで高栄養のエサを大量に与えれば、卵を産む数が多くなることが期待できます。
エサの与え方はいつもより少し多めに与えるだけでも大丈夫ですが、「飽和給餌」というやり方がおすすめです。
産卵アップに絶大な効果を発揮する、
「飽和給餌」はこちらをお読みください。
本当にメダカが卵を産んでいないのかよく確かめる
ただし、メダカが卵を本当に産んでいないのか水槽内をよくチェックする必要があります。メダカは卵をよく産む魚で、気づいたら勝手にメダカが増えていたということもあるぐらいです。
卵が見つからない多くのケースでは水槽内に卵が産み付けられていても見つからないだけだと思われますのでよく探してみましょう。
私も、昔1匹1000円したメダカが全く卵を産まず絶望していたことがありましたが、水槽をよく観察していたら稚魚が泳いでいました。
メダカの卵は透明で、水草や土を入れていると水を抜かない限りほぼわからないです。
メダカのメスは産卵床だけでなく水草にも卵を産み付けますし、水底にも直接産み落とすことも多いです。一番確実なのは水槽に砂や水草を入れずに産卵床だけ入れておくやり方でプロの業者はほとんどこの方法で採卵しています。
オスとメスが揃っているか確かめる
当たり前ですがメダカはオスとメスがいないと産卵しません。メダカのオスとメスを見分けるのは簡単です。腹びれが長く、背びれに切れ込みがあるのがオスで、腹びれが短いのがメスです。また、メスはお腹が大きく薄い色をしているのに対し、オスは濃い色で活発に動き回り、他の魚を追いかけ回していることが多いです。
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