更新日時: 2023年/08月/27日 by aruna
メダカの屋外飼育におけるメリット・デメリット
メダカの屋外飼育におけるメリット・デメリットを紹介します。
メダカの屋外飼育におけるメリット
メダカの屋外飼育における最大のメリットは成長速度が爆発的に早くなることです。屋内ではどれだけ頑張っても45日で産卵可能なサイズに育てることは不可能ですが、屋外なら容易です。また、産卵数も屋外のほうがたくさん産む傾向があります。
このため、ほとんどのメダカ養殖業者やメダカ屋さんは屋外でメダカを育てています。
さらに、メダカを屋外で飼育すればスペースを確保しやすいだけでなくエサも勝手にプランクトンなどが発生するため管理が非常に楽になります。換水も屋内と比べればそこまで重要ではないため、屋内飼育よりは楽に飼育できるでしょう。
メダカの屋外飼育におけるデメリット
メダカの屋外飼育における最大のデメリットは、盗難や害獣、害虫などの外敵脅威です。ヤゴなどの昆虫や鳥、アライグマなどの害獣はメダカを捕食します。特にアライグマは凶悪で、養殖場のメダカの半分以上が食べられて壊滅状態に陥ることも少なくありません。
また、最近ニュースで話題になっているメダカの盗難も多発しています。メダカの最大の敵は人間だと言う人もいるぐらいです。防犯カメラやネットなどを利用して外的脅威からメダカを守りましょう。
また、屋外では冬は当然ながら産卵や稚魚の育成ができません。このため、冬場もメダカのブリードをしたければ屋内に移動させるかビニールハウスを使う必要があります。
そして、屋外で意外と見落とされがちなのは真夏の高温です。真夏に直射日光が飼育容器に当たり続けると水温が40度以上になってしまい、メダカが全滅します。このことを知らない人はとても多いため、真夏に煮魚になってしまう事故は非常に多いです。夏場は容器にスダレをかけるなど直射日光が入らないようにしましょう。
屋内飼育と屋外飼育を使い分けよう
メダカは屋内飼育と屋外飼育をつかいわけましょう。多くの飼育家は種親だけを屋内で飼育し、針子から屋外で育てるのが比較的ポピュラーです。種親は盗難リスクなどがありますし、卵も屋内で管理しやすいからです。屋外のほうが大きく育ちやすいですが、秋や冬は成長がストップしてしまうためうまく屋内に移動させましょう。
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