更新日時: 2024年/02月/13日 by aruna
食べ残しで水が悪化するのを防ぐため、掃除要員としてラムズホーンとミナミヌマエビを入れています。これらのエビや貝はメダカの針子はもちろん卵を食べることもありません。
また、最近のエサは善玉菌などが含まれており、水を汚さないようになっているため多少多めに与えても大丈夫です。メダカの針子は水質悪化に非常に強く、食べ残しが沈殿するような状態でなければ多少水質が悪化しても死ぬことはないので大丈夫です。
針子のエサは各社が優れた配合飼料を販売しています。ホームセンターで売られているものでも十分に大きく育ちます。私は上記画像のイトスイの針子専用フードを使っています。
PSBやゾウリムシだけでは足りない
私もつい最近まで勘違いしていたのですが、針子用のエサはPSBやゾウリムシだけでは栄養価が足りません。
とくにゾウリムシは栄養価が非常に低いことが知られており、ゾウリムシだけ与えているとまったく針子は大きくならないので注意しましょう。針子の成長には粉エサが一番適しており、圧倒的に早く育ちます。ですが、メダカの針子は粉エサの食べ残しを食べないので、粉エサだけだと常に胃袋に食べ物が入った状態にならないため餓死してしまうのです。
PSBやゾウリムシは餓死防止のために必要ですが、それに加えて粉エサをたっぷりとあたえることが重要です。
PSBは餓死防止には役に立つ
このことから粉エサに加えて私はPSBを利用しています。PSBはだいたい1日2回ぐらい、1回につき2ccから5ccぐらい添加しています。また、水草や落ち葉をメダカの針子飼育容器に入れてプランクトンが湧きやすくしています。さらにミジンコも入れておけば餓死するメダカの針子をかなり減らすことが可能です。
ヒーターで加温する
最後に、メダカの針子はヒーターで加温し、温度を23から25度程度に保ちます。温度が低いと針子の成長スピードが遅くなり、どれだけエサを与えても大人になれません。脆弱なメダカの針子状態をダラダラ続けていると餓死するリスクも高くなります。秋から冬にかけてヒーターで直接加温するようになってからメダカの針子生存率もかなり高まりました。
亜硝酸などがたまらないようにする
メダカの針子は放置しておくとだんだん減っていきます。この原因は餓死や喧嘩などいろいろありますが、亜硝酸やアンモニアなどの有害物質が原因である可能性があります。水換えしないで狭い容器で針子を飼育しているとどんどんアンモニアや亜硝酸が溜まっていくため、弱い針子から順に死んでしまいます。このため、定期的に水を換えたり、フィルターで水を浄化するとよいでしょう。
メダカの屋内針子飼育に挑戦しよう
メダカの屋内針子飼育はコツがあるため最初のうちはうまくいかない方がほとんどだと思います。ですが、広めの容器でエサ切れに注意さえすればうまくいくことが多いので試してみてくださいね!
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