更新日時: 2023年/08月/06日 by aruna
ダルマメダカとは何かについて特徴や飼育方法、繁殖について解説します。ダルマメダカは飼いにくいとよく言われていますが本当でしょうか?
ダルマメダカも普通のメダカと大差ない
最初に結論から書くと、ダルマメダカは普通のメダカと飼育自体に大差はありません。病気にさえ感染していなければダルマメダカも普通のメダカも丈夫ですし、同じように飼育できます。
ただし、ダルマメダカは深く水に潜ることができない個体がいるため、そういった個体は冬に水面が凍ったら死んでしまうため、屋内で飼育しましょう。また、ダルマメダカは普通のメダカよりも産卵数が少なかったり、無精卵の割合が高い傾向があります。このため、ダルマメダカを増やすのは普通のメダカよりもやや難しいでしょう。
ただ、ダルマメダカと普通のメダカの大きな差はあまりなく、産卵数が若干少ない程度であり、ほとんど気にならないレベルだと思います。
ダルマメダカとは?特徴について
ダルマメダカの特徴について説明します。ダルマメダカは普通のメダカよりも背骨の数が少なく、胴体が短いです。寸詰まりの体がまるでダルマのように見えることから、ダルマメダカと名付けられました。
魚類においては背骨の数が先天的に少なくなるのはありふれた事象であり、たとえばオランダシシガシラやらんちゅう、バルーンモーリーなどがメダカでいうところのダルマ体型になります。
また、ダルマメダカは品種ではなく体型の特徴なので、あらゆる品種と重複します。たとえば、楊貴妃ダルマ、幹之ダルマ、オロチダルマ、レッドクリフダルマ、五式ダルマなど、ダルマ体型と既存の品種を組み合わせることも可能です。
しかし、既存の品種のダルマ体型に新しくハウスネームが付くこともあります。たとえば、楊貴妃のダルマは「初恋」と呼ばれています。
また、ヒレ長やヒカリ体型など他の体型とも重複します。たとえばヒレ長ダルマやヒカリダルマ、アルビノダルマ、ヒレ長ヒカリダルマなどの個体もあります。アルビノヒレ長ダルマなどは固定率が低くめったに出ないため高値で取引されています。
半だるま・ショートボディ
上記は半だるまの王鱗です。
メダカのダルマ体型は個体によってまちまちで、ダルマ具合もかなりバラツキがあります。完全に頭と尻尾しかない、星のカービィのようなダルマ体型から、ダルマと普通体型の中間の(半だるま)普通のメダカよりも若干胴体が短い「ショートボディ」まで幅広いです。
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