更新日時: 2019年/08月/15日 by aruna
スマトラオオヒラタの飼育や繁殖法を紹介!
スマトラオオヒラタは、外国産クワガタの中で最も人気があり、ポピュラーな品種です。
ですが、飼育してみると意外と癖があり、非常に興味深いクワガタでもあります。
この記事では、そんなスマトラオオヒラタの飼育や繁殖について解説します。
スマトラオオヒラタの飼育難易度
スマトラオオヒラタの飼育は非常に簡単ですが、後述するように狂暴な性格なのでペアリングに気を遣います。また、繁殖についても簡単だとされていますが、意外と癖があるようです。個人のブログなどを見ると、一個の卵も得られなかったという体験談をよくみかけますし、意外とみんな苦戦しているようです。
スマトラオオヒラタの特徴【内歯上がり、内歯下がり】
スマトラオオヒラタは、産地によって大あごの形が違うという面白い特徴があります。
特に人気があるのは、「内歯下がり」と呼ばれる、内歯(大あごについているトゲ)が大あごの根元についている個体です。
内歯下がりの個体は、アチェという産地に多いため、アチェ産のスマトラヒラタは非常に人気があります。
また、アチェ産のスマトラヒラタは大型になりやすいこともあり、ギネスの個体などはアチェ産が多いです。
一方で、ベンクールなどの産地では内歯が大あごの先端付近に密集している「内歯上がり」の個体が多いです。
スマトラオオヒラタの繁殖
スマトラヒラタの飼育は原則的には簡単です。
しかし、いくつかのルールを守らなければ失敗することもあるため、この記事を注意深くお読みください。
スマトラオオヒラタのペアリング
スマトラオオヒラタは、クワガタの中でも最も凶暴で戦闘力が高いとされています。
実際、その気の荒さから、クワガタ同士を戦わせる「クワガタバトル」用に育てられた、闘犬のような個体もいるほどです。
そのため、スマトラオオヒラタのオスとメスをペアリングのために同居させると、一晩でバラバラにされることがよくあります。
また、ハンドペアリングを試みても、急にオスが怒りだし、メスを目の前で真っ二つにすることもあります。
そのため、ペアリングさせるときは、オスの大あごをテープやビニールタグなどで縛り、メスを挟まないようにしてから同居させる必要があります。
そして、ペアリングを確認したら、すぐさまオスを取りだし、万が一の事故が起きないように備えましょう。
スマトラオオヒラタの温度
スマトラオオヒラタは、24度以上程度でペアリングを始めます。
そのため、冬場に繁殖するときは温度を上げてあげる必要があります。
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