更新日時: 2019年/08月/15日 by aruna
スマトラオオヒラタの産卵が上手くいかない次の原因は、産卵セットにあります。
スマトラオオヒラタはマットに産卵するので、朽木は基本的に必要ありません。
マットは先述のようにしっかりと堅詰めし、水分も少なめにします。
マットの水分調節は少し湿っているぐらいがちょうどよく、ぎゅっと握って少し形が残る程度がベストです。
ちなみに、スマトラオオヒラタは、マットの質などはあまり選り好みせずに産卵します。
しかし、産みが悪いメスもいるのが現実で、そういったメスには質の良いマットを使うとよいでしょう。
たとえば、フォーテックの産卵一番、ヒラタ一番などが実績が多く、スマトラオオヒラタの繁殖に優秀なマットとして評判が高いです。
スマトラオオヒラタの幼虫飼育
カワラ菌糸に入れて育ててたスマトラオオヒラタの幼虫、これって蛹室ですかね~?????
2日ぶりに見たらこんな感じで蛹室みたいの作っていました???? pic.twitter.com/ttmu1QbTFi— ????ヒロクマ???? (@wZr3oVu2MX6EsBA) 2019年6月17日
スマトラオオヒラタの幼虫は菌糸ビンや昆虫マットで飼育することができます。
手間をかけたくなければマット、大きくしたければ菌糸ビンを使いましょう。
ちなみに、スマトラオオヒラタは大きくなるといっても、パラワンほどは大きくならないので、1100ccのビンでもなんとか飼育できます。
しかし、100ミリを超えるような超大型のスマトラオオヒラタを作出したいのなら、1800cc程度の容器に入れてあげるとよいでしょう。
スマトラオオヒラタが羽化するまでの期間
スマトラオオヒラタは意外と羽化するまでの期間が短く、メスであれば半年以内に羽化します。
オスでも70ミリ程度の個体なら8か月程度で成虫になるので、サイクルが早い虫だといえるでしょう。
このため、大型のスマトラオオヒラタを作出するには、16度から20度程度の低温でじっくりと育てる必要があります。
この場合は一年から一年半程度の長い年月をかけ、じっくりとスマトラオオヒラタを育てることになります。
スマトラオオヒラタのギネス
スマトラオオヒラタのギネスは103.8ミリです。スマトラヒラタはとても多くの人が飼育しているので、この記録はかなり価値があるものだといえます。
スマトラオオヒラタの販売情報
スマトラオオヒラタは最も身近な外国クワガタです。
夏になると、ホームセンターでも安価(2000円から3000円前後)で購入することができます。
ただ、100ミリを超えるような立派なスマトラオオヒラタは、数万円から10万円以上の高値で取引されています。
スマトラオオヒラタを飼育してみよう
スマトラオオヒラタはペアリングさえ気を付ければ非常に飼いやすいです。
ホームセンターなどでも見かけることが多いので、是非チャレンジしてみてください!
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