更新日時: 2019年/08月/15日 by aruna
ホペイオオクワガタは中国に生息しているオオクワガタの一種です。
国産オオクワガタとそっくりですが、ホペイのほうが太くて迫力のある個体が多く、愛好家から根強い支持を受けています。
さらに、ホペイは国産オオクワガタと違って内歯(大あごの突起)が上から見ると重なる個体がいるのも特徴です。
ここでは、そんなホペイオオクワガタの飼育や繁殖、見分け方や販売情報などについて解説します。
ホペイオオクワガタの飼育難易度
ホペイオオクワガタの飼育は成虫、幼虫ともに非常に簡単です。
さらに、羽化までの期間が早く、国産オオクワガタよりも飼いやすいです。
また、国産はどれだけ加温しても冬には産卵しないことが多いですが、ホペイは温度を上げれば年中産卵する可能性が高いです。
ホペイオオクワガタの繁殖
ホペイオオクワガタの繁殖は非常に簡単です。
ホペイは国産オオクワガタよりも卵を産みやすいので、今まで生き物を飼育したことのない人でも確実に成功するでしょう。
ホペイオオクワガタのペアリング
ホペイオオクワガタのペアリングは、オスとメスを小さなケースに数日間同居させるのが一番確実です。
ホペイのオスは国産オオクワガタと同じく、メスを攻撃することはほとんどありません。
そのため、ハンドペアリングよりも確実にペアリングさせられるため、同居させることをおすすめします。
ホペイオオクワガタの温度
ホペイオオクワガタは低温にも強く、真夏の高温(30度以上)に気を付ければ、室温で飼育できます。
ペアリングさせる場合、24度から26度程度に温度を上げる必要があるので、冬場に繁殖させたい場合はエアコンなどで保温しましょう。
ホペイオオクワガタの産卵セット
ホペイオオクワガタは、主に産卵木に卵を産み付けます。
飼育ケース(小サイズ~中サイズ)に朽ち木を入れて、埋め込みマットで朽ち木を埋めます。
この際、ホームセンターに売っている朽木でも構いませんが、もっと確実に多くの卵を得る方法があります。
それは、菌床産卵です。
菌床産卵のやり方は簡単で、菌糸ボトルを飼育ケースに入れ、メスを投入するだけです。
菌糸の種類はカワラタケでもヒラタケでもよく、安く売られているものでかまいません。
ちなみに、ホペイは菌床産卵を好み、たくさんの卵を産み付ける傾向があります。
私は昨年の夏、カワラタケの菌床ボトル(1100cc)を産卵セットに入れ、一週間放置した結果、なんと20個もの卵を得ることに成功しました。
他にも人工カワラ材などを用いても多くの卵を得ることができます。
菌床産卵なら材と違って割り出しの手間も省けますし、値段も大差ない(安売りの菌糸ボトルなら200円前後)ため、是非お試しください。
ホペイオオクワガタの幼虫飼育
ホペイオオクワガタは昆虫マットや菌糸ビンなどの方法で飼育できます。
大きく育てないなら菌糸ビンで育てたほうがよいです。ホペイの幼虫を飼育するうえで注意することは、温度が上がるとすぐに蛹になってしまうことです。
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