更新日時: 2022年/06月/06日 by aruna
そもそも、金魚が調子を崩した時は「一つまみの塩」を入れることが古来から推奨されてきました。
塩は殺菌効果があり、白点病などの治療に用いられていますが、一つまみ程度の塩分濃度では効果は全くありません。
実は、「一つまみの塩」とは、殺菌ではなく、金魚のミネラル分の補給のために用いられていたのではないかと私は考えます。
青水もアルカリの硬水
さらに、養殖場や池などで使われている青水も弱酸性の硬水です。
青水とは、アオミドロなどの植物プランクトンを大量に繁殖させた水のことです。
金魚の池が緑色に濁っているのを見たことがあると思いますが、あれが「青水」です。
実は、青水は植物プランクトンのおかげで弱アルカリ性に保たれています。
青水で飼育すると病気が少なく、金魚が健康的に育つとされています。
このことからも、金魚は弱酸性の水道水よりも、アルカリ性の硬水の方が適していると思われます。
金魚にミネラルを与える方法
金魚を病気にしてすぐに死なせないために、ミネラルを与える方法を紹介します。
ミネラルを与えるためには、「一つまみの塩」を与えるだけでもOKです。
もちろん、精製塩よりも天然海水を使った荒塩のほうがナトリウム以外のミネラルが含まれているのでより効果的だと思われます。
さらに、もっと効果的なのは人工海水を使う方法です。
人工海水には粗塩には含まれていない必須ミネラルがたくさん含まれています。
そのため、私は金魚の水槽にスプーン一杯程度の人工海水を添加しています。
さらに、カキガラを水槽に入れておくとよいでしょう。カキガラはミネラルを大量に含んでおり、水質をアルカリ性に近づける効果もあります。
実際、アルカリ性を好む金魚や錦鯉、メダカなどを飼育している人はカキガラを愛用している人も多いです。
値段も非常に安いので、是非試してみてください。
余談:なぜ金魚は外来種にならなかったのか
ここからは上記の話題に関連した余談を紹介します。
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