更新日時: 2019年/05月/26日 by aruna
白点病はよく金魚が風邪をひいたようなものだから、病原体が水槽内に漂っているという考えがありますが、間違っていると思います。
白点病は感染した魚を持ち込まなければ絶対に感染することはありません。
実際、私は20年以上魚を飼育していますが、過去に白点病が発生したのはたったの2回か3回ぐらいです。
私は病気の魚は絶対に買わないようにしているので、水槽内に白点虫が侵入することが非常に少ないのだと思います。
先述の通り、白点病は体表に寄生した虫を駆除する方法がないので、治るのに時間がかかります。
厄介な病気なのでなるべく持ち込まないようにしましょう。
白点病の症状
白点病の症状としては、全身に白い点々が現れます。ただ、エラ病やコショウ病などと間違いやすいので注意が必要です。
見分け方は白点のほうが粒が大きく、進行すると全身に白点が現れるので慣れればすぐに見分けがつきます。
白点病はあっという間に体中に白点が広がるのが特徴で、最終的に寄生された患部から雑菌が侵入し、穴あき病や赤斑病などの合併症を起こして死に至ります。
白点病を治療する前に
白点病を治療する前に、病気が発生した水槽は直ちに使用を中止して消毒してください。
理由は言うまでもありませんが、水槽内には白点虫が蔓延してしまっているからです。
もしそれができないのなら、魚を全部別の水槽に隔離して一週間ぐらい放置し、白点虫を餓死させます。
(餓死するまでに6週間~8週間ぐらいかかるとの情報もあります)
白点病は再発する可能性が極めて高い病気です。これは、魚だけ治療しても水槽の中に白点虫が残存してしまっているからです。
白点虫は生命力が強いので、餓死させるか水槽をリセットして熱湯などで消毒するかどちらかにしたほうがいいでしょう。
白点病治療の基礎
ここからは白点病治療の基礎をお話しします
白点病の治療で重要なのは水温と水換えです。
白点病は30度以上の水温では活動が鈍るため、ヒーターで水温を上昇させます。
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