更新日時: 2019年/05月/26日 by aruna
さらに、水中に漂っている白点虫の幼卵の孵化のペースが速くなります。
白点虫の卵は薬が効かないので、水温を上げることで白点虫のサイクルを短くして事態が収束するのを早めます。
また、毎日水を換えることによって水中に漂っている白点虫の数を減らします。
この昇温治療と換水だけで軽度の白点病ならば全快することもあります。
白点病の本格的な治療法
白点病の治療法には様々な種類があります。
塩水浴
白点病の最もポピュラーな治療法は塩水浴です。0.5%程度の塩水浴も白点病に効果的だといわれています。白点虫は塩分耐性がないので、根気よく塩水浴を続けていく(2週間程度)と治るといわれています。
ただ、塩水浴も水を汚すので毎日水換えしなければなりませんし、そもそも効果が不明瞭です。
ただ、ネット上の口コミを見ると治ったという声もあり、やってみる価値はあるといえます。
鷹の爪
鷹の爪にはカプサイシンという殺菌成分が含まれています。そのため、鷹の爪を水槽に入れれば白点病が治るという噂がまことしやかにささやかれています。
私も試しましたが全く効果なしでした。先述のように、白点病は体表から親虫が離れる性質があるので、一時的に白点が減ることがあります。
その現象を治ったと勘違いしてしまったのでしょう。
メチレンブルー・アグデンなどの魚病薬
もっともポピュラーなのがメチレンブルーやアグデンなどの魚病薬による治療です。
しかし、私は魚病薬による治療はあまり好きではありません。
まず、メチレンブルーなどの魚病薬は一か月もすると有効成分が抜けてしまい、役に立たなくなってしまいます。
さらに有効な温度の範囲などもシビアですし、バクテリアが全滅するため毎日水を換えないといけなくなります。
実際、魚病薬で白点病を完治させた人は少ないのではないでしょうか。
そのため、メチレンブルーなどの魚病薬はあまり使わない方がいいでしょう。
まとめ
白点病は一度感染すると治療が困難です。
また感染力も非常に強いので、持ち込ませないのが肝心です。
購入する前に白点が出ていないかよく確かめるだけでなく、同じ水槽に白点の魚がいないかどうかもチェックしましょう。
ちなみに私の場合、同じ水槽だけでなく近くの水槽に白点病の魚がいた場合でも購入を控えます。
コメント