更新日時: 2021年/01月/14日 by aruna
食事を与えた後に浮きがみられるような軽度の転覆は、エサを変えるだけで治る場合が多いです。
まず、消化の負担がすくないエサに変更します。
〇〇菌配合
などを謳った消化吸収がよいエサや、小麦粉不使用と書かれた餌がおすすめです。
また、浮上性の餌よりも沈下性の餌を使うと転覆しづらいようです。
浮上性の餌を食べるとき、金魚は空気を一緒に飲み込んでしまうので浮きやすくなるようです。
一方で沈下性の餌を使えば空気を食べないので転覆のリスクを減らせます
植物質の餌を与える
さらに、植物質の餌を与えて便秘を治し、フンを大量に出させて転覆を治す方法もあります。
植物質の餌は食物繊維が豊富で便秘解消効果があります。
そのため、金魚にクロレラを与えたり、グリーンピースなどの野菜を与えている人もいます。
さらに、水槽に生えたコケを食べさせて初期の転覆病を治す方法もあります。
これは、金魚部という金魚の情報サイトで掲載されていたやり方で、
水槽のコケを削って金魚に与えると大量の糞をして初期の転覆が治るというものです。
また、コケを大量生産する方法も書かれているので、是非一度読んでみてください。
昇温治療
転覆病治療で一番実績があるのは昇温治療です。
特に水温の急降下で浮袋に異常をきたしてしまったことが原因による転覆に効果があります。
やり方は簡単で、ヒーターで25度程度に温度を保つだけです。この際一日2度づつゆっくりと温度を上げていくとストレスなく昇温できます。
また、この際0.5%の塩浴を行うとより効果的です。
まとめ
転覆病は便秘や温度の急変など、様々な原因があります。たしかに先天的に浮袋に異常がある場合はもう何をしてもダメですが、
後天的な原因であるのならば治療は可能です。
まずは消化の良いものを与え、ヒーターで保温して塩水浴することから始めるとよいでしょう。
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