更新日時: 2019年/08月/04日 by aruna
ここで注意するのは、ケースにマットを押し込んではいけないということです。
シロヘリは土の中に直接産卵するため、ガチガチに押し込めると卵を産む隙間が土になくなってしまうからです。
そのため、何も考えずに昆虫マットをケースに入れるだけでOKです。
あと、微粒子のマットも土の中に隙間ができないため、シロヘリのブリードには腐葉土や目の粗い埋め込みマットなどを用いましょう。
ちなみに、シロヘリはマットの質に全くこだわりがなく、ある程度湿っている土であれば何でも産卵します。
ミズゴケなどにも産卵するようですが、ふ化した瞬間に幼虫が餓死するのであまり意味がないです。
また、ある程度のマットの厚みさえあれば産卵するので、
ビンや空のボトルなどに土を入れるだけで産卵させることができます。
シロヘリはとても多産!
シロヘリは卵を産む数が多いです。
一匹のメスが100個以上産むこともあるため、放っておくととんでもないことになります。
また、幼虫の生命力も極めて強く、数が減らないため、計画的に繁殖を行いましょう。
シロヘリの幼虫飼育
シロヘリの幼虫は昆虫マットや腐葉土などを食べます。
ちなみにどんなマットでもよく食べるので、クワガタが食べた後の残りカスや、ホームセンターに売っている培養土などでも構いません。
シロヘリの幼虫は温度変化や乾燥に強いため、滅多に死ぬことはありません。
ただ、ケースが糞まみれになると食べるものがなくなり、成長が止まってしまうので、年に数回程度マットを入れ替える必要があります。
過密飼育も可能
シロヘリの幼虫は過密飼育が可能です。
一つのケースに何十匹も詰め込んでも死ぬことはほとんどありません。
シロヘリの蛹化~羽化
シロヘリの幼虫は、シロヘリは蛹になるとき、土でカプセル状の繭玉をつくります。
繭玉を作るときは地表に出てくることが多く、気が付くとケースの上のほうが繭玉だらけになっていることもあります。
この繭玉が過密飼育を可能にしている理由の一つです。
シロヘリはカブトやクワガタと違って蛹になるときスペースを必要としないため、ずっと過密飼育していてもほとんどが無事に羽化するのです。
シロヘリの羽化までの期間
シロへリオオツノカナブンは、8か月から12か月程度で羽化します。
シロヘリの幼虫は高温を好むため、25度から28度程度で飼育しないと、成長がとてもゆっくりになります。
そのため、冬場に保温しなかったりすると、羽化までに一年以上かかることもあります。
また、蛹の時期に温度が急に下がってしまうと、羽化不全が頻発します。
そのため、前蛹から羽化までの時期は、なるべく一定の温度【25度以上】を保つようにしましょう。
シロヘリの寿命
シロヘリの寿命は数か月程度と非常に短いです。
ですが、個体により半年近く生きているものもいます。
シロヘリの種類(カラーバリエーション)
シロヘリにはいくつかの亜種があります。※亜種ではなく単に色が違うだけだという意見もあります。
普通のシロヘリは緑色~オレンジ色をしていますが、亜種によって様々なカラーバリエーションがあります。
ブルー
グリーン系の個体の中に、たまに青色の発色が強くなるシロヘリが混ざってきます。上記の個体は実際に私が飼育していた青みが強い個体です。これらを掛け合わせるとさらにブルーの発色が強くなる血統になるようで、ヤフオクなどで高値で取引されています。
コンラドシ
コンラドシはシロヘリの亜種ですが、本家よりもカラーバリエーションが豊富です。
シロヘリに比べて白い縞模様が少なく、紫色や赤色など派手な体色が特徴です。
オーベルチュール
オーベルチュールはシロヘリの亜種で、白い縞模様が完全になくなっているのが特徴です。
また、普通のシロヘリよりも大きくなりやすく、立派なオスが産まれやすい傾向があります。
その他のカラー
私が飼育しているシロヘリも、ノーマルカラーからグリーン系の個体が多いですが、たまに上記のような綺麗な個体が産まれてきます。これらは2018年に羽化した個体です。
一番印象に残っていたのはメスの無紋タイプと
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