更新日時: 2020年/11月/17日 by aruna
ゲンゴロウは肉食の昆虫で、野生では魚の死骸などを食べています。そのため、魚の切り身や煮干しなどを与える方法もありますが、これだと水が汚れるのが速くなってしまいます。
そのため、肉食魚用のエサやカメのエサ(カーニバルなど)を与えると水が汚れないので管理が楽です。
ゲンゴロウの混泳
ゲンゴロウは元気な魚は基本的に襲わないので、他の魚と混泳させている人はいます。中には熱帯魚の水槽に入れている人もいます。ただ、私の意見としてはゲンゴロウを魚と一緒に飼育するのはあまりおすすめできません。
まず、いくら積極的に魚を襲わないからと言っても、100%ないとはいいきれません。もちろんメダカやグッピーなどの小型の魚は餌食になる可能性が高いと思います。
あと、ゲンゴロウは逃げるのが得意です。普通の水槽にゲンゴロウを入れるとスキマから逃げ出す可能性があるので、網性のフタをするかプラケースで飼育したほうがいいと思います。
ゲンゴロウの繁殖
ゲンゴロウは水槽内で繁殖させることが可能です。
まず、オスとメスを入れて同じ水槽で飼育します。前足に吸盤がついているのがオスですが、それよりも数匹~10匹前後で飼育すれば勝手にペアリングします。
ゲンゴロウはホテイ草などの水草をかじって穴を開け、卵を産み付けます。
卵が産み付けられた水草を隔離してしばらくすると幼虫が生まれます。
幼虫は放置しておくとどんどん共食いして数が減っていくので個別に飼育します。
幼虫には赤虫などを与えますが、実はコオロギの幼虫を与えると生存率が著しく向上することが判明しています。
終令幼虫になってしばらくするとゲンゴロウの幼虫は陸に上がり、土の中に蛹室を作って蛹になります。
そのため、終令幼虫になったらケースの中に黒土などで陸地を作ってあげないと溺死してしまいます。
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