更新日時: 2023年/09月/03日 by aruna
ですが、メダカの突然死やポツポツ死の原因は水質悪化だけでなく、別の原因もあると思います。少なくともメダカのポツポツ死が水質悪化のみで引き起こされるという説は賛同できないです。
とくにアクア業界は悪いことが起こると何でも水質悪化のせいにしてしまう傾向があります。
私のケースでも、ポツポツ死や突然死を水質悪化だけで片付けるのは納得できません。
もし私の飼育法が間違っていて水質を悪化させまくっているとしたら、メダカ以外の魚も全部死んでしまっているからです。他の熱帯魚や金魚、海水魚が問題なく飼育できて、メダカだけが突然死するわけがありません。
今までもともと病気持ちの魚以外で一週間もしないうちに突然死してしまうのはメダカだけでした。メダカの突然死やポツポツ死は水質悪化以外の原因があることはほぼ間違いないと思います。
そして、同じことを主張しているのは私だけではありません。数多くのアクアショップ、メダカ専門店で質問しましたが、どのお店も室内でメダカを飼育するとポツポツ死や突然死が起こりやすいと感じていました。
太陽光説も怪しい
あとよく言われるのがメダカは太陽光がないと生きていけないという説です。たしかにメダカは太陽が当たる屋外で飼育するととても丈夫です。突然死するケースも少なく、餌や水換えなしでも丸々太って健康に育ちます。
紫外線には殺菌効果があるため、寄生虫や細菌などが太陽光下では発生しづらいためメダカは外で病気になりづらいとされています。
このため、メダカの飼育には紫外線が必要不可欠であり、屋内で飼育することは難しいという説を支持する方も多いです。
たしかに太陽光の下ではメダカは飼いやすいのは事実ですが、必ずしも必須ではないと思います。なぜなら、地下で営業されている熱帯魚ショップで、メダカを繁殖させているお店が実際にあるからです。全く太陽光が当たらないにも関わらず、そのお店のメダカは丸々と太って毎日卵を産みまくっています。
他にも室内でメダカを飼育している愛好家の方やショップはあるため、メダカの飼育には太陽光は必須ではないと思います。
メダカのポツポツ死と突然死の本当の原因
私はポツポツ死の原因をメダカショップや上記の地下にある熱帯魚店で相談し、自分でもテストを繰り返すことで、ある結論にたどり着きました。
細菌感染症
ポツポツ死んでいくメダカの死体を観察しているとあることに気づきました。それは、メダカの体に小さな出血跡がみられたことです。他にもよく観察してみるとエラが腫れていたり、体色が白っぽくなって動きが鈍くなっていたり、ガリガリに痩せ細っていたりと、死ぬ前に病気の症状がある個体も見られました。
この記事でも書いていますが、メダカはカラムナリス菌などの細菌感染症に非常に弱く他の魚を飼育している方は要注意です。熱帯魚や金魚は平気な細菌でも、メダカにとってはポツポツ死や突然死の原因になることがあります。
また、カラムナリス菌は好気性細菌であり、エアポンプなどを使用していると蔓延しやすくなります。メダカが外で飼育すると病気にならないのは太陽光ではなく、エアポンプやフィルターなどの水流ではないかという説もあります。
つまり、よく観察しているとメダカの突然死やポツポツ死は病気の症状が現れていたということです。細菌性感染症は病気の進行がとても早く、あっという間に死んでしまうため「ポツポツ死、突然死」と誤認しやすいのです。
特にメダカは病気の兆候があまり見られないため、症状が現れてからでは手遅れになってしまうことが非常に多いです。
このため、ポツポツ死や突然死が見られたら一度よくメダカを観察してみるのが大事です。
塩浴・薬浴で改善
さらに、ポツポツ死が見られた水槽で体調を崩したメダカを早期発見し、塩浴や薬浴を行ったら回復しました。0.5%以上の塩水浴を行えば大抵のメダカは回復します。また、ポツポツ死が見られた水槽で飼育していたメダカは細菌に汚染されている可能性が高いため、観パラDなどの薬で薬浴を行いました。
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