更新日時: 2023年/09月/03日 by aruna
これらの処置を行えばポツポツ死や突然死を予防し、感染してしまったメダカを回復させることができると思います。
おそらく、ポツポツ死で薬が効かないケースは、もう手遅れの状態で薬浴しても死んでしまったのだと思います。
実際、私は症状が出ている魚だけでなく、すべての水槽にエルバージュを入れた結果、今ではポツポツ死が起きることは一切なくなりました。
どれだけ水換えなどをしてもポツポツ死や突然死などが収まらなかった方は細菌感染症を疑ってみてください。
②導入の失敗
ただ、買ってきたメダカがすぐに死ぬのは病気ではなく導入の失敗も大きな原因だと思います。メダカショップに相談したのですが、メダカは消化不良を起こしやすく、水合わせしないと突然死することが多々あるということです。
→現在は水合わせは適当にやっているので消化不良説はかなり怪しいです
メダカは温度や水質の急変に敏感なようで、改良メダカの場合は水合わせしなければならないようです。グッピーなどの多くの熱帯魚は水合わせは適当で大丈夫で、水合わせに3時間かける魚は一部の海水魚やピンポンパールなどのデリケートな金魚などごく一部です。
もちろん温度の急変や導入時の環境の急変さえ凌げれば、メダカは非常に強い魚で水質悪化も平気です。ですが、導入時は非常に弱く適当に水替えしただけでも致命傷になるそうなので、ポツポツ死しないように水換えの際も温度だけは注意するようにしましょう。
導入・水槽立ち上げの失敗
あとは当然ですが導入時や水槽立ち上げ時に水が汚れていると突然死や体調を崩すリスクが上がります。メダカを購入して水槽を立ち上げた直後はまだ水を綺麗にしてくれるバクテリアの数が少ないため、水が汚れやすくなっています。
バクテリア剤を入れたり水草を入れることで立ち上げ直後でも体調を崩しにくくすることもできますが、大量にメダカを入れるとアンモニアなどの分解がおいつかなくなって死に至ります。
メダカは丈夫な魚だとされていて、水槽立ち上げのテストフィッシュにされることもあります。ですが、実際はそこまで強い魚ではないと思います。このため、メダカをグッピーやネオンテトラのように雑に扱うのではなく、丁寧に水槽を立ち上げたほうが突然死やポツポツ死が少なくなります。
最初水槽を購入してきた直後はメダカを入れるのは2~3リットルに1匹程度に抑えるといいでしょう。私は色々立ち上げを試しましたが、水槽にアナカリスを入れるだけでアンモニアなどが吸収され、ほとんど落ちる個体がいませんでした。後でポツポツ死ぬ個体も少なかったです。
立ち上げ直後はメダカを少なめにして、アナカリスやマツモなどの水質浄化作用が高い水草を入れておくといいでしょう。
→メダカは金魚の100分の1ぐらいの体重しかないため、数匹程度ではほとんどアンモニアを排出しないと考えられます。このため、小さな水槽にメダカを大量に入れない限り立ち上げに失敗することは考えにくいです。
おそらくこの記事を読んでいる方は1リットルにつき1匹の密度でソイルやバクテリア、水草を使っておられると思うので、ほぼ確実に水槽は立上がると思います。
ポツポツ死や突然死が出ない環境
私はメダカのポツポツ死の原因は細菌感染症だと思っています。特にメダカ以外の魚を飼育していると死ぬリスクが非常に高くなります。
アグテンとエルバージュでトリートメントするようになってからポツポツ死は一切なくなったのでお試しください。どちらの薬も水草やバクテリア、エビなどに一切無害です。ミジンコやタニシも死んだことは一回もないので安心して水槽にそのまま入れられます。むしろラムズホーンの調子が良くなるので生き物にとって悪影響を与える嫌気性細菌のみを殺してくれる優れた薬だと考えています。
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