更新日時: 2023年/09月/18日 by aruna
さらに、アナカリスなどの水草は採卵の際卵が見つかりにくいですがウィローモスなら簡単に見つけることができます。ただし水質浄化力はマツモとアナカリスには劣ります。
ホテイアオイ
ホテイアオイも繁殖力、水質浄化力が非常に強い水草でメダカ飼育でおすすめと言われています。特に屋外のビオトープでは人気がある種類です。
ホテイソウの根はメダカの産卵床としても優秀な水草です。ですが、冬になると枯れてしまう点と繁殖力が非常に強く水底に光が届きません。このため他の水草が枯れたり水槽内が暗くなってしまうデメリットがあります。また、ホテイソウは強い光がないとうまく育たないため、屋外の日当たりがよい場所に置かないと枯れてしまいます。屋内ではメタハラ並みの強い照明を用意しないと、まずうまく育たないでしょう。
睡蓮
睡蓮は水草というよりも花を鑑賞するために池やビオトープなどで育てられています。睡蓮鉢のボウフラ退治にメダカを入れている方も多いと思います。睡蓮の場合はメダカよりも花がメインになるのであまりこの記事では詳しく解説しないこととします。
アマゾンフロッグピット
アマゾンフロッグピットは浮草の仲間です。まるでカエルが上に乗っていそうな形をしており人気が高い水草です。ビオトープでよく増えるため屋外のメダカ鉢などでよく用いられています。屋内でも照明さえあればよく育つため、メダカ水槽にいれても大丈夫な水草です。ただし、低温に弱いためヒーターで保温しないと枯れてしまうのが欠点です。
サルビニア・ククラータ
サルビニア・ククラータはサンショウモとも呼ばれている水草です。簡単に増えるのでメダカ用の水槽にたくさん導入されている水草です。非常に丈夫でよく増え、水質浄化力も高いありがたい水草ですが、あまりにも繁殖力が強く、あっという間に水面を覆い尽くしてしまうことがあります。
また、水面を覆ってもまだ飽き足らず、その下にも2面3面とサルビニア・ククラータの層ができてしまい、大変なカオス状態になることがあるため注意が必要です。屋内で飼育するよりもどちらかというと屋外のメダカ用ビオトープなどに入れることをおすすめします。
カボンバ
カボンバは金魚藻として古くから人気がある水草です。メダカ用水槽には多く用いられていますが、アナカリスやマツモなどの水草より育ちにくいですし底に植える必要があります。
また、二酸化炭素を入れないとあまり丈夫ではない水草なのでカボンバを入れるならアナカリスやマツモのほうがメダカには合っていると思います。
アヌビアス・ミクロソリウム
アヌビアス・ミクロソリウムは陰性水草と呼ばれ、強い光やソイルが必要ありません。このためエアレーションしても大丈夫なのでメダカの水槽に入れても問題ありません。
ただ、成長スピードが遅く水質浄化力があるのかよくわからないのと産卵床としての能力が疑問です。インテリアとしてはメンテナンスも必要ないため優秀な水草です。
アマゾンチドメグサ
アマゾンチドメグサは丈夫な水草で肥料や二酸化炭素なしでも育ちやすいです。成長も早く水質浄化力も高いため、メダカ用の水草として盛んに用いられています。
ただし、低温には弱いので屋外はもちろん、屋内でも冬場はヒーターを用いたほうがいいでしょう。
ニューラージパールグラス
ニューラージパールグラスは前景草の一種で絨毯のように広がるため、水草水槽でたくさん用いられています。
実は、あまり知られていませんが、ニューラージパールグラスは非常に丈夫で、二酸化炭素や肥料なしでも育てることができます。このため、メダカの水槽に入れても問題なく絨毯を作ることが可能です。実際にニューラージパールグラスと侘び草で綺麗なメダカ水草水槽を設置されているショップなどもあります。メダカでレイアウトにこだわった水草水槽を作りたい方にはおすすめです。
その他の水草
その他の水草もメダカを飼育すること自体においては全く問題ありません。ただし、ほとんどの有茎草と呼ばれる水草は育成にソイルや二酸化炭素が必要です。さらにエアレーションするとうまく育たない種類がほとんどなのでメダカの飼育には向かないでしょう。
まとめ
私の経験上、水草を綺麗に維持し続けるのは難しいです。少なくとも二酸化炭素の添加とソイル、強い照明が必須になります。ここまでしても赤い水草などはうまく育たないことがあるため、多額の費用と手間がかかります。
一方メダカはソイルや二酸化炭素なしでも飼育できるため、メダカと水草は相性があまりよくないといえるでしょう。メダカ飼育ではアナカリスやマツモなど、二酸化炭素やソイルなどが全く必要ない丈夫な水草を用いるのがコツだといえるでしょう。
コメント