更新日時: 2023年/09月/03日 by aruna
ただし、ヒレ長や光体型のメダカはオスメスの区別が付きづらいです。リアルロングフィンなんかは光体型のヒレ長なので初心者は見分けがほぼつかないでしょう。プロの業者でも100%判別できないので、全く産卵しない場合はペアを変えるのも選択肢に入るでしょう。
卵を全く産んでいないと思われるケース
メダカが卵を全く産んでいないと思われるケースを紹介します。
オスがメスを追い回している
オスがメスを激しく追い回していると、メスのことを交尾対象として認識していない可能性が高いため産卵しないです。交尾対象のメスを見つけるとオスは追いかけますが、激しく攻撃することはありません。
もし、オスがいじめのように激しくメスを攻撃している場合は交尾が行われていないため産卵することはありません。
とはいえ、環境が整えば次第にオスはメスを追い回さなくなり、仲良く番になって泳ぐようになります。最初はメスを追いかけましていたオスが急に大人しくなることがほとんどなのであまり神経質にならなくてもOKです。
どうしてもうまくいかない場合やメスが明らかに弱ってきた場合、メスをビンに移してお見合いさせたりメスを1日隔離したあとで合流させたり、ペアを換えたりするといいでしょう。
メスのお腹が小さい
メダカの産卵が始まる前には、メスのお腹が大きくなって卵が体の中に作られています。もしメスのお腹がオスのようにスマートな状態になっているといつまでたっても卵を産むことはありません。太っていたりエサを食べた後ではお腹が大きくなっていることもありますが、お腹の膨れ方が違うので慣れれば簡単に見分けることができます。
この場合はエサを増やしたり、産卵用のエサを与えたり、生きたエサを与えたり、光量を増やすといいでしょう。
卵を産まないメダカに産卵させる方法
卵を産まないメダカに産卵させる方法を紹介します。
光を当てる
メダカは12時間以上光が当たらないと産卵しません。生理的には少しの光でも産卵するようですが、やはり強めの光を与えることに越したことはありません。
太陽光が全く当たらない場所に水槽を置いているのなら窓際に場所を変えるなど、工夫してみることをおすすめします。
高タンパクのエサを大量に与える
次に、メダカは栄養不足だと産卵しないため、高栄養のエサをたくさん与えます。痩せているメスはあまり卵を産まないので、メスのお腹がパンパンになるまでエサを与えます。
一番産卵に良いとされているのがイトミミズやミジンコなどの生餌です。
生餌を頻繁に与えるとたくさん卵を産むようになります。イトミミズ、ミジンコなど生きた餌の効果は非常に高く産卵数アップの効果が期待できます。
※ここで注意しなければならないのは、導入直後はエサを大量に与えると水質が悪化したり、消化不良を起こしてメダカが死んでしまうことがある点です。メダカを水槽に移してから1週間ぐらいはエサを控えめに与え、その後様子を見ながらエサを増やしていきます。
配合飼料でもOK
もちろんメダカの繁殖用配合飼料などが売られているのでそれを与えても効果的です。いちばん有名なのはキョーリンの産卵繁殖用飼料です。金のパッケージをしているのでわかりやすいです。
私はエサを金パケに変えてから数日で卵を生むメスが増えました。今ではこの餌しか使っていませんが、私が飼育しているメダカで卵を産まなかったメダカは病気以外では一つもありませんでした。
産卵させるためには一日1回だけでなく2~3回以上与えるといいでしょう。
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