更新日時: 2024年/02月/13日 by aruna
ただし、水が少ない容器で卵を保管する場合はメチレンブルーで消毒しないと卵がカビてしまうので注意しましょう。小さい容器であればメチレンブルーを1滴垂らせば十分です。
メダカの卵は30cc程度の醤油のタレを入れるケースに数十個入れられて販売されているぐらいなので、卵を管理するだけならどのような小さい容器に入れても大丈夫です。
ですが、卵が孵化したときにあまりにも狭すぎる容器だと針子がすぐに死んでしまうため、孵化するときには最低でも500ml程度あればいいでしょう。
また、卵が入った容器とは別に針子用のケースを用意しておいて、孵化したら別のケースに移し替えるのでもOKです。
この際、生まれたての針子を網ですくうと傷ついて死んでしまうので、スプーンなどを用いて輸送するようにしましょう。
メダカの卵を管理するときの温度
メダカの卵は25度の水温で10日で孵化するとされています。実際にはバラツキがありますがだいたい10日〜14日前後かかります。
あまりにも水温が低いと孵化するまでに時間がかかりますし、逆に水温が高すぎると死んでしまうため、メダカの卵を管理するときは温度が一定の室内で管理するのがいいと思います。冬場はヒーターなどで加温するといいでしょう。
卵の管理ではカビが大敵
メダカの卵の管理ではカビが発生しないように気を使う必要があります。メダカの卵はカビやすく、カビが生えると卵が腐って死んでしまいます。
特に無精卵と一緒にしておくと無精卵からカビが発生し、有精卵に伝染して全滅してしまうこともあります。このため、メチレンブルーで消毒すると同時に、白くなっている卵やカビが生えている卵を発見したらすぐに取り除きましょう。
メダカの卵の詳細な管理法
メダカの卵の詳細な管理法を紹介します。ここまでやればもう完璧にメダカの卵を管理できているといえるでしょう。
糸切り
メダカの卵は粘着糸で覆われています。粘着糸とはその名の通りネバネバした粘膜の糸で、この糸のおかげでメダカの卵は水草などにくっつくことができます。
この糸はカビが生えやすくそのままにしておくと卵がだめになってしまうため取り除きます。
やり方はいちいち手で摘んで糸を切り取る方法もありますが、ティッシュペーパーの上で卵を指で転がして糸を巻き取るやり方が手軽です。
メダカの有精卵は数の子のように硬く、指で転がしても潰れることはありません。また、無精卵はすぐに潰れるので無精卵を取り除くという意味もあります。
この糸切り作業は卵クリーナーを使うとすぐに完了できます。
卵の消毒
メダカの卵をそのままにしておくとカビが生えやすいです。そこで、卵をメチレンブルーなどで消毒するとカビが生えにくくなり孵化率が上がります。
水道水で消毒する方法
まず、卵が入った容器に入れる水はカルキ抜きしない水道水を直接入れます。塩素が入っているため殺菌力が少しでもあるからです。
ただし塩素はすぐに抜けてしまうため毎日水替えする必要があります。水道水に含まれる塩素はカビを殺菌するには弱すぎるためあまり効果が期待できませんが、メチレンブルーがない方は試してみるといいでしょう。もちろんカビてもいいのならこのやり方は不要です。
メチレンブルーを使う
私を含め、多くのメダカ愛好家は卵の消毒にメチレンブルーを使っています。メチレンブルーは水カビ病の治療薬で水中のカビを殺菌する効果があります。
300cc以下の容器であれば、1滴程度メチレンブルーを垂らすことでカビの発生を抑えることができます。メチレンブルーのカビ抑制力は高く、1日おき程度水を変えてその都度メチレンブルーを入れることで卵の孵化率は格段に上昇します。
卵の消毒にはメチレンの他にもアグデンなどの薬を使っている方もいますが、一般的ではないのでメチレンで十分だと思います。
メダカの卵の全く新しい管理法
メダカの卵は別の容器に入れておくとカビやすいです。普通メダカの卵は採卵して糸切りして容器に投入してメチレンブルーに入れて毎日水を取り替えて・・・
というやり方がメダカの卵の管理法だとされています。
ですが、現在私はこれらの作業を全く行っていません。
私がやっているのは、「卵クリーナーで卵の粘着糸やゴミ、無精卵を除去し、水槽の中に設置したネットの中に卵を入れる」という管理法です。
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