更新日時: 2023年/09月/03日 by aruna
メダカにおすすめのフィルターやろ過装置について説明します。ろ過器は【投げ込み式・スポンジフィルター・外掛け式】などがありますが最もメダカの飼育に最適なものはどれでしょうか?
メダカの飼育におすすめのフィルターの条件とは
メダカの飼育におすすめのフィルターの条件について説明します。
メダカの飼育にフィルターは使ってはいけない?
メダカの飼育にフィルターは使ってはいけない説があります。この説は、フィルターは水流が強いためメダカが疲労してしまうというのが理由です。
この説は半分間違いで半分真実だと思います。まずメダカはフィルターの水流程度では疲労しません。もちろん流れが強すぎると泳げなくなってしまうため、水流を調節したりそういった場合は水草などで流れが弱い場所を作ってあげましょう。
ですが水流が強いからと言ってそれだけで死んでしまうことは絶対にありません。
使ってはいけないというより使う必要があまりない
メダカに関してはフィルターを使ってはいけないというより、フィルターを使う必要があまりないといったほうが正しいです。
なぜならメダカは屋内でもフィルターなし、エアレーション無しで飼育できるからです。
実際私はメダカを30センチ~40センチ水槽でフィルター無しで屋内飼育していました。(今はすべての水槽にフィルターをつけています)
よく言われている「水流1リットルにつき1匹」を守ればなんの問題もありませんし、フィルターがあったころより病気などのトラブルが少なくなっている気がします。
屋外飼育ではもちろん、屋内でもエアレーションなしで飼育している方はたくさんいらっしゃいます。このため、メダカ飼育においてはフィルターやエアポンプは必ずしも必要ではないと思います。
エアーリフト式はやめた方がいい?
メダカを水槽で飼育する際は、投げ込み式や底面フィルターなどのエアリフト式はやめたほうがいいという意見があります。なぜならエアポンプを使うと好気性細菌であるカラムナリス菌が蔓延しやすくなるからです。
たしかに、メダカのポツポツ死が発生する水槽のエアレーションを止め、薬を入れたら死ぬのが収まったことが実際に何度もありました。
金魚や熱帯魚は平気な環境でもメダカだけが死んだり病気になることは多々あります。
これは、メダカは細菌感染症に非常に弱いからです。このため、メダカを飼育する際は、エアポンプなどを使わないほうが病気になりにくい可能性があります。
薬浴(エルバージュ) | エアレーション | 死んだメダカ(5匹中) |
なし | なし | 0 |
なし | あり | 3 |
あり | あり | 0 |
あり | なし | 0 |
実際、この説を検証するため、実験的にエアレーションしている水槽とエアレーションしていない水槽、薬浴した後にエアレーションを行った水槽と薬浴してエアレーションしない水槽の4つを立ち上げ、ヒメダカをそれぞれ5匹入れて3週間飼育しました。
結果、薬浴なしでエアレーションした水槽のメダカは半分ぐらい死んでしまったのに対して、薬浴あり+エアレーションとエアレーションなしの水槽では死んだメダカは1匹もいませんでした。
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