更新日時: 2023年/09月/03日 by aruna
尾ぐされ病でヒレが溶けている場合、放置しておくとどんどんヒレがボロボロに破れてしまいます。
さらに放置すると尾ぐされ病の細菌が体に付着して体が充血してきます。この状態になると命に関わりますし、エラに細菌が入った場合すぐに死んでしまうためなるべく早く治療しましょう。
また、尾ぐされ病を引き起こすカラムナリス菌は伝染するので他の魚も薬浴させたほうがいいと思います。他のメダカもよく観察して少しでもカラムナリスの症状があれば水槽全体を薬浴させましょう。
寄生虫
ギロダクチルスなどの寄生虫にメダカが感染した場合もヒレが破れる場合があります。寄生虫の場合はヒレがぱっくりと裂けることは少なく、全体的にギザギザした形になります。
また、メダカの体表にも寄生虫が付着してしまうため、白いゴミのようなものが付着したり、メダカの体調が明らかに悪くなるような感じになります。具体的には痩せてしまったり、物陰に隠れて怯えてしまうようになったり、水槽の底に体を擦り付けたりします。
ただ、寄生虫感染と細菌感染は症状がよく似ているため、外見から断定することはできません。一般的に細菌感染のほうが症状の進行が早く、充血などが見られるためある程度は見分けることができますが、はっきりとは判別できません。
このため、ヒレが破れていて患部が白くなったり具合が悪そうなメダカがいれば、寄生虫感染と細菌感染両方を疑いましょう。
ヒレが破れているメダカの治療法
ヒレが破れているメダカの治療法を紹介します。
塩浴
症状が軽いメダカの場合、まずは塩浴を行います。メダカを別の容器に隔離して、0.3%の塩浴を開始します。
0.3%とは水1リットルに付き塩3グラムで、およそ小さじ2杯分です。
最初は0.3%ですが、数時間後に塩の量を倍にして0.5〜0.6%にします。症状が軽ければ塩浴だけでヒレが白くなっている部分がなくなっていきます。患部が透明になってメダカが体力を取り戻したら治療は完了です。
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