更新日時: 2023年/09月/18日 by aruna
ちなみにゾウリムシやPSB、グリーンウォーターなどを試しましたが、私の環境ではあまりメダカの針子や稚魚を大きく成長させる効果がありませんでした。実際にPSBなどを使っていない業者も多いので、粉エサだけでもメダカの稚魚や針子を育てることは可能です。
最近ではニチドウが販売している「メダカ生体管理フード」の稚魚用のエサがタンパク質60%と非常に高く、成長スピードが早いと話題となっています。
大きな容器で育てる
エサの次に重要なのは大きな容器で育てることです。最低でも10リットル以上の容器で育てないと成長スピードが遅くなります。私の場合、屋外で針子を育てる場合は10リットルのバケツを用意します。
もちろん卵や産まれたての針子なら数リットルの容器でも構いませんが、すぐに水が汚れるためなるべく大きな容器で最初から育てた方が管理しやすいです。
また、飼育密度も成長スピードを早めるためには非常に重要になります。広い容器でも密度が高いとあまり大きくなりません。理想は稚魚1匹につき1リットルです。
屋外で育てる
メダカの稚魚や針子は太陽光を浴びると成長が早くなります。特に気温が高く、日照時間が長い夏は外で飼育すればあっという間に大人になります。
屋外だと太陽光だけでなくミジンコなどの様々なプランクトンが発生し稚魚や針子のエサにもなります。人工飼育下でも強力なライトを使ったり、ヒーターを使うなどして屋外の環境に近づけることもできますが、やはり成長速度は格段に遅くなります。
エサをたくさん与えよう
メダカの稚魚や針子を大きく育てるためにはエサが重要です。ですが、エサをたくさん与えすぎると食べ残しが腐敗して水が汚れて針子が死んでしまいます。そこで、少しづつこまめにエサを与えることで効率的に給餌できます。これを飽和給餌といいます。飽和給餌は針子や稚魚だけでなく、産卵させるときにも使えるのでぜひお試しください。
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