更新日時: 2023年/09月/18日 by aruna
また、針子用のエサだけでなく、普通のメダカのエサを指ですりつぶして与えるだけでも育てることは可能です。屋外であればすりつぶしたエサだけでも育ちますが、屋内だとうまく針子が食べることができないためあまり生存率は高くないです。
メダカの針子のエサ【生き餌編】
次に、メダカの針子のエサとして使われている生きたエサを紹介します。生きたエサだけでは針子を育てることは難しいですが、粉エサと併用することで屋内飼育でも生存率を格段に向上させることができます。
PSB
PSBは光合成細菌という水質浄化作用があるバクテリアの一種です。メダカの針子のエサとしても用いられており、水槽に投入したあとも水中に漂い続けるためメダカの針子の餓死防止になります。静楽庵などメダカ業界トップの実績を誇るお店やブリーダーでも針子のエサとして用いられており、実績も高いです。
さらにPSBは自分で培養できるため他の針子用のエサと比べると管理コストがほとんどかかりません。
ただし、生まれたての針子であればPSBのみでも育ちますが、PSBだけでずっとメダカの針子を育てることは不可能です。生後1週間ぐらいから粉エサなども併用することをおすすめします。
ミジンコ
ミジンコはメダカの針子用のエサの定番です。ミジンコは栄養が豊富なので、これだけでも針子から大人のメダカまでずっと育てることは可能です。針子サイズでは大人のミジンコを食べることはできないですが、ミジンコの幼生を食べることができるため餓死防止になります。このため、針子が産まれたら針子が入っている容器にミジンコを入れておくといいでしょう。ただし、針子が大きくなってくると大人のミジンコも全部食べてしまうためいつの間にかいなくなってしまいます。
また、ミジンコの培養はコツがいるため初心者にあまりおすすめできないのも欠点です。実際、プロの業者でもミジンコを全く与えていない方は多いので、普通に趣味としてメダカの針子を育てている方には必要ないでしょう。
グリーンウォーター
グリーンウォーターもメダカの針子の生存率をアップさせる生きたエサです。実際、グリーンウォーターを作ってメダカの卵を投入してそのまま放置しているという方もいらっしゃいます。特に屋外の場合は勝手にグリーンウォーターになっていることも多いので、何もしなくてもメダカの針子が育つことも多いです。
ゾウリムシ
ゾウリムシは動物プランクトンの一種でメダカの針子が好んでよく食べます。ペットボトルで簡単に培養できるため、メダカの針子に与える生きたエサの中では最もハードルが低いです。ですが栄養価が非常に低く、餓死防止にしか役に立たないため私は今は全く使っていません。
まとめ
メダカの針子の餌は品質よりも与え方が重要です。屋内では粉エサ+生きエサの組み合わせで餓死を防止できます。屋外ではあまり神経質にならなくても大丈夫でしょう。とはいえ、趣味程度であれば大人のメダカ用のエサを指ですりつぶすだけでも構いません。金魚など他の魚の稚魚よりも育てるのが簡単なので今まで生き物を育てたことがない方でも簡単に飼育できるでしょう。
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