更新日時: 2023年/09月/18日 by aruna
ユスリカの幼虫はアカムシと呼ばれていて、赤いボウフラのような形をしています。
ユスリカはプラナリアほどの凶暴性はありませんが、底に落ちている卵を捕食することがあります。
また、ユスリカは普通のボウフラと違って水底にゴミなどで巣を作るため大変駆除しにくいです。
また、肉食性がかなり強くラムズホーンを襲っているところを見ました。
水槽内ではあまり数は多くありませんが、屋外で卵が激減している場合はユスリカが原因であることが多いです。
ボウフラ
ボウフラも卵や針子を捕食する害虫として知られています。
ですが、ボウフラは幼虫期間が短いですし、積極的に卵を補食しに行かないので有害度はそこまで高くありません。
特に、屋内の水槽では滅多にボウフラが入ってくることはないので大丈夫でしょう。
メダカの水槽に捕食者がいるかどうかの確認
メダカの水槽にプラナリアやアカムシが湧いていても気づかないことが多いです。
まず、これらの捕食者はボウフラ以外は水の底に潜んでいます。フィルターや砂をどけてみると見つかることがあります。
また、卵を食い荒らしている場合は当然ながら卵の近くにひそんでいることが多いです。
産卵床などを注意深く見てみると茶色いイモムシがついていることがありますが、これがプラナリアです。
アカムシはミノムシのように巣穴を作っているので、底砂を取り出して探してみるといいでしょう。
メダカの卵を食べるプラナリア・アカムシを駆除して根絶する方法は?
メダカの卵を食べるプラナリアやアカムシなどの害虫を根絶する方法を紹介します。
底砂を取り除く
まず、メダカの卵を捕食するアカムシとプラナリアは底砂に潜んでいます。
このため、底砂を一度取り除いて隠れ家をなくしてしまいましょう。特にアカムシは薬などで駆除することが難しいため、
目視で駆除しなければならないので底砂などを除去しないと根絶不可能になります。
駆除薬を使っても砂に潜っている個体は駆除できないため、必ず底砂など隠れ家になるものを取り除くことをおすすめします。
卵をネットに隔離する
メダカの卵が入っているケースにこれらの害虫が侵入してきた場合、ネットなどに隔離すると捕食されにくいです。
特にアカムシは壁を這うことができず、水底でしか暮らせないためネットに隔離すれば捕食されることはありません。
ネットの中にミナミヌマエビを入れておけば、アカムシやボウフラの卵が産み付けられても食べてくれることが期待できます。
実際、針子用水槽に設置したネットにメダカの卵を入れるようになってから卵が減っていることがなくなったため、かなり効果があると思われます。
駆除薬を使う
最後に、これらのメダカの卵を食べる害虫を駆除する薬を使います。
特にプラナリアの場合、幼生が小さくネットの中にも侵入するやつがいるため薬を使ったほうがいいでしょう。
私も1匹1万で購入したメダカの卵をネットに入れておいたら中にプラナリアが侵入していて卵が全滅し、
怒り狂って熱湯の中にネットを投げ込んだことがあります。
プラナリアは一度湧いてしまうと手だけで取り除くのはほぼ不可能です。
私の場合、プラナリアZEROという薬を使いました。ラムズホーンやエビなどにも無害ですし、プラナリアがほとんどいなくなったので実際に効果はあると思います。
アカムシやボウフラの場合、「リフィッシュ」という薬を使えば駆除できますが、底に卵を放置しなければ大丈夫なので、そこまでしなくても問題ないことが多いです。
まとめ
メダカの卵を食べる生き物はアカムシとプラナリアです。特にプラナリアは凶暴で繁殖力が強くとても厄介です。
底砂を取り除いてプラナリアZEROという薬を使えば駆除することができます。
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