更新日時: 2020年/03月/20日 by aruna
ベタは弱酸性の水質を好みます。マジックリーフという、水質を酸性に傾けてベタの調子を上げる商品も販売されているほどです。
ただ、日本の水道水のような中性の水質でも十分に飼育できるので、そこまで神経質にならなくてもいいと思います。
水質悪化には弱い!
冒頭でも述べましたが、ベタは意外と水質悪化には弱いです。そのためビンなどの小型容器で飼育していると毎日水替えしなければなりません。
もちろん普通の水槽で飼育していてもちゃんと2週間に一度は水替えしましょう。
ベタの適温
ベタは熱帯魚の中でも高温を好むほうです。そのため、26度程度に保温してあげるのがもっとも調子がよいです。
実際、26度以上でないと繁殖しないですし動きも緩慢です。とはいえ繁殖をねらわないのであれば24度程度でも飼育できますが、グッピーなどの魚と比べると低温には弱いです。
ベタの基本的な飼育情報
フィルター:あったほうがいいが水流に気を付ける
ヒーター:26度前後
その他:カルキ抜き・餌・底砂など
ベタは一般の熱帯魚を飼育できる環境さえあれば十分です。先述の通りビンで飼育するのは難しいので、最低でも3リットルから5リットル程度の水量を確保したほうがいいでしょう。
理想は10リットル程度(30㎝水槽)の水槽でヒーター、フィルターなどの設備を用意し、グッピーやプラティなどほかの熱帯魚を飼育する環境で飼育するのがベストです。
ベタは尾ひれが長く、流木や水草でヒレが傷ついてしまうことがあります。水草はベタの隠れ場所にもなるのであまり神経質にならなくてもいいですが、流木はないほうがいいと思います。
ベタは泳ぐのが下手なので水流を弱くする
ベタは泳ぎがとても下手で、水流が強いと溺れてしまう可能性さえあります。
そのため、激しい水流を生むフィルター(投げ込み式、外部フィルター、水中フィルターなど)
はそのままの状態で使用できません。
底面フィルターや外掛けフィルターを使うか、出力を最大限に下げて水流を緩くするなど工夫が必要です。
ベタの餌
ベタは肉食に偏った雑食です。配合飼料も問題なく食べます。状態よく飼育したければ赤虫やブラインシュリンプなどの生き餌を与えたほうがいいでしょう。
ただし、生き餌は水を汚すので狭い容器に入ったベタに与える場合は注意しましょう。
ベタの混泳
ベタは気性が荒い魚と言われていますが、ほかの種類の魚にはそこまで攻撃を仕掛けることはないです。
多少自分より小さい魚を攻撃することはありますが、泳ぎが下手なので深刻ないじめに発展することはあまりないです。
そのため、グッピーやプラティなどの卵胎生メダカや、ネオンテトラなどのカラシン、プレコやコリドラスなどの底棲魚など、幅広い種類の熱帯魚と混泳させることができます。
ただ、自分の縄張りに入ってきた魚を追いかけまわすので他の魚が明らかに委縮することが多いです。
そのため、私は基本的にベタは単独で飼育するようにしています。
ベタ同士の混泳はNG
しかし、ベタ同士を混泳させるとなると話は別です。
オス同士はどちらかが死ぬまで争いますし、メスどうしても争いは絶えることがありません。
そのため、ベタは基本的に同種同士で混泳させずに一匹で飼育する必要があります。
ちなみに兄弟同士ならある程度の大きさまで仲良く混泳させることは可能です。
ベタの寿命について
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