更新日時: 2020年/03月/20日 by aruna
実際、ショップで売られているエンゼルフィッシュは、何らかの病気に感染しているものもあります。
特に、背ビレや胸ビレが溶けて短くなっていたり、ひれを閉じていたりしている個体は病気に感染しており、死んでしまうことが多いです。
これらの個体を避けて、ヒレをピンと張っていて、元気のよいエンゼルフィッシュを選ぶことが失敗しない最大のコツです。
エンゼルフィッシュの繁殖
エンゼルフィッシュの繁殖は成熟したオスとメスがそろっていれば比較的簡単です。
ただ、グッピーのようにオスとメスを完全に見分けることは不可能なので、3匹から5匹の群れで飼育するとよいでしょう。
すると、2匹のペアができるので、その二匹を別の水槽に隔離します。大きさは45センチ~60センチの水槽でいいでしょう。
水槽の中にはアマゾンソードや植木鉢など産卵床になるものを入れますが、水槽の壁などに直接産み付けることもあります。
エンゼルフィッシュは親が卵の世話をする習性があるので卵を見つけたらなるべく刺激を与えないようにします。刺激を与えると食卵の恐れがあるからです。
卵が孵化して稚魚が泳げるようになったら親を水槽から出します。稚魚のエサはブラインシュリンプを与えるのが一番成長が早いです。
飼いきれなくなる可能性が高い
ただ、エンゼルフィッシュは産卵数が多く、稚魚の生存率も高いです。エンゼルフィッシュは大きくなるため、繁殖させると飼いきれなくなる可能性が高いです。金魚などと違って保温する必要がありますし、熱帯魚なので敷居が高いのでもらってくれる人も少ないでしょう。
そのため、エンゼルフィッシュを繁殖させるときは予備の水槽を購入するなど、計画的に行うようにしましょう。
エンゼルフィッシュの販売情報
エンゼルフィッシュは熱帯魚の中でもかなり知名度が高い魚です。そのため、熱帯魚店だけでなくホームセンターなどでも販売されています。
値段は稚魚の場合だと数百円で売られていることが多いです。成魚の場合は1000円~数千円ぐらいの値段で購入できるでしょう。
改良品種でもブラックエンゼルやマーブル・ゴールデンは安価ですが、ブルーエンゼルやプラチナエンゼルは少し値段が高いです。
アルタムエンゼルフィッシュはブリード品があまり流通していないので数千円~数万円で販売されています。
エンゼルフィッシュは2週間に一度水換えできるなら飼育してもよい
エンゼルフィッシュは意外と水質の悪化に弱いため、初心者にはあまりおすすめできません。
あと意外と大きくなるので最低でも60cm水槽が必要ですし、肉食傾向が強いので混泳させる相手にも気を配る必要があります。
ただ、綺麗な水を維持できればそうそう病気になるような魚ではないので、一週間から2週間に一度の割合で水替えできるのなら飼育してもいいでしょう。
2週間に一度と聞いて面倒くさいと感じるのなら、エンゼルフィッシュはあきらめて、プラティやアカヒレのようなめったに病気にかからない魚を飼育しましょう。
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