更新日時: 2021年/03月/08日 by aruna
現に、ヘラクレスのギネスは、「RUSH」という格安昆虫マットから続出しています。これは「RUSH」の品質が良いというのもありますが、それ以上にヘラクレスはマットをたくさん食べるため、コスト重視のブリーダーがたくさん愛用しているという側面のほうが強いでしょう。
一方で、ギネス個体を調べると、ほとんどが有名ブリーダーが作った血統の個体であることがわかります。
このことから、ヘラクレスの幼虫を大きくするためには餌の質よりも血統が大事であることがわかります。
もちろん血統はヘラクレスだけでなく生物全体の大きさを決める上で重要になります。
お父さんとお母さんの身長が大きければ子供も大きくなりやすいのと全く同じです。
そのため、餌にこだわるよりも、大型血統と呼ばれているものや、大きな親虫同士をかけあわせたほうが大きな成虫に育ちやすいのは明らかです。
ヘラクレスは羽化までに長い年月がかかる
ヘラクレスの幼虫を育てるときに一番ネックになるのは、幼虫の期間が非常に長いということです。
成虫になるまでにメスで一年前後、オスで一年半から2年近くもの年月がかかります。
そのため、ヘラクレスの幼虫を購入しても途中で飽きてしまったり、マットの交換を忘れてしまい、ダメになってしまうパターンが非常に多いです。
特に、マットにコバエが侵入して蛆虫が発生するのは致命的です。蛆虫がマットを食べて栄養が足りなくなるため、幼虫が大きく育ちにくくなってしまうからです。
コバエ対策に関してはこちらの記事参照
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