更新日時: 2020年/02月/06日 by aruna
タランドゥスは黒光りボディと独特のフォルムがかっこいいクワガタです。
人気は高いのですがカワラタケ菌糸しか産卵しない&食べないので飼育難易度が高いです。
特に、マニュアル通りにやってもなかなかブリードできないという人も多いのではないでしょうか?
今回はそんなあなたのために、タランドゥスオオツヤクワガタを産卵させるコツを中心に、繁殖や飼育法について説明します。
タランドゥスを確実に産卵させる飼育法を公開!
(私が現在飼育しているタランドゥスオオツヤクワガタのホワイトアイ個体です)
タランドゥスオオツヤクワガタは、飼育や産卵が難しいとされています。
タランドゥスの幼虫飼育には、カワラ菌糸が必須です。また、産卵もマットや朽木には産卵しません。そのため、タランドゥスのブリードには、レイシ材や菌床産卵などが推奨されています。
ですが、高価な菌糸ビンやカワラ殖菌材などを用いても、なかなか卵を産まないことがよくあります。そのため、せっかく高いお金を払ったのに、一匹も卵を取れないでメスを死なせてしまうことも多いです。
私もタランドゥスの繁殖は失敗続きだった
実際、私も高校生の頃、なけなしのお小遣いをはたいて、奈良オオクワセンターでタランドゥス(ワイルド品)を購入したことがありました。
もちろん、産卵セットには気合を入れて、一本千円もしたカワラ材を投入。ですが、メスは材をかじるだけで一向に産卵せず、最後は寿命を終えて死んでしまったのです。
それから10年後、再びタランドゥスにチャレンジしようと、ブリードもののペアを購入。今度はカワラ菌糸ボトルを用いた菌床産卵を試しましたが、産卵する気配はありません。
また同じ失敗を繰り返すのか・・・焦りを感じた私は、タランドゥスを購入したショップに相談することにしました。
クワガタショップでタランドゥスの衝撃の事実を知る
私は店員さんに「あの、タランドゥスが産まないんですけど・・・」
と尋ねると
「いや、産みますよ」
「え?」
「タランドゥスですよね?簡単に産みますよ」
「産むって、何個ぐらいですか?」
「そうですね、最低でも10個、産むメスは20個以上産みますよ」
「・・・やり方教えてもらってもいいですか?」
タランドゥスが爆産する最終兵器とは・・・?
クワガタショップの店員さんに教えてもらったタランドゥスを簡単に産卵させる方法とは、
「ハイパーレイシ材」もしくは微総研のレイシ材を使うことです。
ハイパーレイシ材とは、西日本こんちゅう社が販売するクワガタ専用の産卵木です。
レイシは、タランドゥスなどの難関種が好んで産卵することで有名です。しかし、ほとんどのレイシ材はキノコ栽培に使われた後の廃材を再利用しただけのものです。
ですが、ハイパーレイシ材は最初からクワガタを繁殖させるためだけに作られているため、菌糸の新鮮さが全く違うのです。微総研のレイシ材も同じ感じです。
とにかく、タランドゥスの場合カワラタケよりレイシのほうがいい結果が出ることが多いです。
実際、私が訪れた昆虫ショップでも、タランドゥスの産卵にレイシ材を用いると、今のところ100%成功しているそうです。
やはり、そこのショップでもハイパーレイシ材を使う前まではタランドゥスの産卵に失敗することもあり、中々安定しなかったそうです。
コメント
質問させて頂きます。
ハイパーレイシ材に補助の穿孔穴は、材の切り口か側面か、どちらに開けるのでしょうか?
ぷーある様
タランドゥスのメスは勝手に材に潜っていくことが多いので、穴を開ける必要はないと思います。
ご返答どうも有難うございました。
産卵セット組んでみます!