タランドゥスオオツヤクワガタを簡単に産卵させる飼育法を大公開！

更新日時： 2020年/02月/06日 by aruna

そのため、私の場合、幼虫が２令になるまで放置しておくことが多いです。

タランドゥスの幼虫を確実に育てる方法としては、卵や一令の状態で割りださずに、2令の状態で割りだすことです。タランドゥスの成虫が材に潜ってから、2か月以上待っていればほとんどの幼虫は２令に成長しています。

いくら弱いタランドゥスの幼虫とはいえ、２令ならいきなり菌糸ビンに入れても大丈夫なので、一令の扱いに不安がある人は、もう少し割り出しを待ってみることをおすすめします。

また、菌糸ビンではなく、菌糸ブロックにそのまま一令幼虫を投入するのも安全な方法です。

菌糸ブロックをプラケースに入れて、乾燥対策としてマットで覆い、その上からタランドゥスの幼虫を投入して、3令になるまで飼育します。

こうすればケースの中に水滴がたまることがないので、タランドゥスの幼虫がおぼれることがないので、生存率が大幅にアップします。

タランドゥスは意外と凶暴なので注意

タランドゥスはクワガタに対しては優しいですが、人間に対しては雄雌問わず非常に凶暴です。

普通クワガタは、自分から人の指を噛みにいくことは少ないのですが、タランドゥスは油断しているとすぐに噛まれます。手の上にのせたりしていると、積極的に指を大あごで挟みにくるため注意が必要です。

ちなみにタランドゥスの大あごの力は非常に強く、スマートフォンにヒビが入るほどです。
私も２回ほどタランドゥスに噛まれましたが、なかなか離してくれないため、死ぬほど痛かったです。

ちなみに、クワガタは水をかけられると反射的に噛むのを止めるため、挟まれたら水道の蛇口をひねって水を浴びせてやりましょう。

タランドゥスのギネスサイズは９０ミリオーバーです。しかし、大きな成虫に育てるのにはコツがあります。

コツがわからないと６０ミリ前後の小さな成虫になってしまうため、幼虫を大きな成虫に育てたいのならお読みください。

実は、タランドゥスは大きな容器に入れれば入れるほど、大きな成虫が羽化することが知られています。

タランドゥスは空間認識力が強いのかどうかわかりませんが、一リットルの容器に入れるよりも１．５リットル、１．５リットルよりも２リットルの容器で育てたほうが、大型の成虫が羽化しやすいのです。

国産オオクワガタなど、他の種類は容器の大きさよりも菌糸の中身が重要だといわれていますが、タランドゥスの場合はそこまで菌糸の種類は重要ではないそうです。それよりも、できるだけ広い容器で幼虫を育てるほうがずっと重要なのだそうです。

タランドゥスの成長は非常に早いです。大型のオスでも1年ぐらいで羽化しますし、高温で飼育していると半年足らずで成虫になってしまいます。
幼虫の期間が短いと小さい成虫しか羽化しないので、大きな成虫にするためには、なるべく低めの温度（20度前後）で長い間幼虫の期間を引っ張る必要があります。

タランドゥスの寿命は1年前後です。大切に飼育すれば2年近く生きるものもあります

タランドゥスのギネスは90.8ミリです。確認できる資料が２０１６年のものなので、おそらく2019年現在は更新されていると思いますが、詳しいことはビークワが手元にないのでわかりません。

タランドゥスの産卵は、レイシ材を用いればとても簡単です。推奨はハイパーレイシ材、微総研のレイシ材です。

さらに、カワラ菌糸さえ使っていれば、あとはオオクワガタを買うのとあまり難易度は変わりません。

タランドゥスはとても格好良く、ムシキングでも人気だったため、ひそかに憧れている人も多いと思います。ここに書いてあることを実践すれば、どんな初心者でも飼育できるので、是非チャレンジしてみてください。