更新日時: 2020年/03月/25日 by aruna
ですから、ハタタテハゼを飼育するときはハタタテより小さな魚か、なるべく温和な魚同士で飼育する必要があります。
同種同士の混泳について
ちなみにハタタテハゼは同種同士ではあまりケンカをしませんが、たまに小競り合いして強い個体が弱い個体を追い回しているのを見かけたり、齧られて尾ひれが欠けていることもあります。
ですが、クマノミのようにいじめで相手を死に追いやることは少ないです。
ハタタテハゼの餌
ハタタテハゼはクマノミなどと同じく、配合飼料やブラインシュリンプなどを与えます。人工飼料にも餌付きやすく、エサやりで苦労することはあまりありません。
ただ、最初は警戒心が強く、ライブロックなどの隙間に隠れてなかなか餌を食べてくれないです。しばらくすると出てきてくれるので気長に待ちましょう。
ハタタテハゼの病気
冒頭でも触れましたが、ハタタテハゼはクマノミなどと比べると白点病にかかりやすいです。
特に、ショップで雑に扱われた個体は白点病やほかの寄生虫に感染し、ボロボロになっている個体が多いです。
ボロボロになっている原因が他の魚による外傷であれば回復しますが、寄生虫が原因であると伝染するので非常に厄介です。
特に、体表に白いものがついていたり、同じ水槽に死んでいる個体がいたりするのを見かけた場合は
こういった雑な管理をしているショップから魚を購入するのは控えた方がいいと思います。
ただ、元気な個体を購入して、自分の水槽の水質が安定すると病気にはかかりづらくなるため、そこまで心配する必要はありません。
ハタタテハゼの寿命
ハタタテハゼの寿命は3年から5年程度です。ただ、市販のハタタテハゼは100%野外採集品なので、どれぐらい生きるかははっきり言ってわかりません。
3年以上生かせれば御の字ではないでしょうか?
ハタタテハゼの繁殖
ハタタテハゼは水槽内飼育でも、ごくまれに産卵するようです。雄雌のペアで飼っていると、ライブロックと底砂の隙間に巣をつくり、産卵することがあります。
ただ、現実問題としてハタタテハゼはオスとメスの区別がつきにくいので、広い水槽で何匹か飼育してペアができるのを待つのがよさそうです。
おそらく60センチ以上の水槽で隠れ家となるライブロックなどをたくさん入れ、ハタタテハゼだけを数匹で飼育していれば産卵までは無事こぎつけられるのだと思いますが、狙って繁殖させている人はほとんどいないです。
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