更新日時: 2019年/06月/27日 by aruna
ベタの産卵セットは、プラケースの中サイズ~大サイズ程度の容器があれば十分です。
水流があると泡巣が壊れてしまうため、フィルターなどは設置しません。
また、ペアリングから稚魚が泳ぎだすまでは水も換えないので、ある程度大き目の水槽を用意しておくとよいでしょう。
お見合い
ベタはペアリングさせる前に必ずお見合いを行います。お見合いとは、メスをビンなどの小さなケースに入れて、オスが入っている水槽のそばに置きます。
すると、オスはメスを意識して大きな泡巣を作り出します。
このお見合いはかなり重要な儀式です。もしお見合いさせずにメスを入れると、オスはほぼ確実にメスを攻撃します。
ですが、投入する前に2日~3日ぐらいお見合いさせておけば、すんなりとペアリングできる可能性が高くなります。
ペアリング
オスの水槽にメスを投入すると、最初はオスの攻撃を受け、激しく追い回されます。
しかし、一日もすると、いつの間にかペアリングが行われ、泡巣に卵が産みつけられています。
ベタのペアリングはメスにオスが巻き付いて、卵を絞り出すというとても変わったやり方で行われます。
なかなか見る機会がありませんが、もし運よく目撃出来たら是非観察してみましょう。
ベタの産卵~孵化
ベタはオスが卵の世話をしますが、メスは卵を食べます。また、ベタの習性として、産卵後はオスはメスを敵だとみなすようになるため、産卵を確認したらすぐにメスを取り出します。
ベタ飼育の上級者はオスを取り出し、エアレーションをかけて人工ふ化させますが、個人の場合はオスに育児を任せることをおすすめします。
稀に卵を食べてしまうオスもいるようですが、そのような個体は少ないです。
ベタのオスは卵が腐らないようにヒレをあおいで水流を送ったり、カビが生えた卵を取り除いたりしてくれます。
ですから、卵が孵化するまではオスを取り出さない方がいいでしょう。
ただ、ベタのオスがストレスを感じると食卵の可能性が高くなるので、産卵セットに覆いをかけるなど、刺激しないようにすることが重要です。
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