更新日時: 2019年/12月/31日 by aruna
そこで、お腹が大きくなっているメスを見つけたら、すぐに別の水槽に隔離することをおすすめします。
当然その水槽にはマツモなどの水草をいれ、稚魚が生き残れるようにします。
さらに、プラティの稚魚は生まれた瞬間下の方向に逃げるため、底の部分にも鉢底ネットを入れるなど隠れ場所を作ってあげるとよいでしょう。
タイガープラティの種類
タイガープラティにはいくつかの種類があります。
まず、ホワイトプラティに赤い縞がのった「ホワイトタイガープラティ」です。
ホワイトはもっともよく見るタイプで、チャームで売っているものもこのタイプです。
さらに、濃い赤色が混じる「ブリーディングハート」や、「ミッキーマウス」「バットマン(尾ひれにバットマンの頭のような模様がある)」「アルビノ」などのバリエーションもあります。
タイガープラティの飼育が難しい原因
タイガープラティは、普通のプラティと比べると飼育が難しいです。
その理由を考察します。
過度の品種改良
タイガープラティの繁殖力が弱い原因は、まず間違いなく過度の品種改良が原因でしょう。
品種改良を行う過程で近親交配などを繰り返すため、弱い個体が産まれがちなのは自明の理です。
たとえば、金魚でもよりフナに近い和金やコメットは丈夫ですが、ランチュウや土佐金などの品種は非常にデリケートです。
たしかにタイガープラティは最近作出された品種で、おそらくかなり改良が進んでいると思われます。
このため、原種に近いミッキーマウスプラティなどよりもずっと弱くなってしまったと考えられるのです。
ソードテールの血が混じっている?
これは想像にすぎませんが、タイガープラティはソードテールの血がかなり濃く入っていると思われます。
おそらく、タイガープラティ特有の縞模様を出すためにはソードテールの血が必要なのでしょう。
別の種類を掛け合わせると、生殖能力が弱くなることがあります。たとえばライオンと虎を掛け合わせた雑種は子供が産めません。
このため、タイガープラティはソードテールの血が濃いために、繁殖力が弱くなったと推測できるのです。
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