更新日時: 2019年/07月/03日 by aruna
しかし、アリ伝説のレビューを読んでいると
アリがすぐに死んでしまった
最初のうちは元気だったけど、ほとんど動かなくなってしまった
などの意見が目立ちます。
これも容器内が糞尿で汚れてしまい、アリが湿気でだんだん弱っていくことが原因です。
そこで、アリを元気に長生きさせたい場合は、なるべく清潔な環境で飼育し、汚れがたまらないように工夫をすることが重要です。
実際、研究機関などでは、アリを飼育するときは石膏を用います。
石膏は吸湿力にすぐれ、湿気を一定に保つ効果があります。また、土のように腐敗することがないので清潔です。
ですから、本格的にアリを飼育する場合は、アリ伝説のようなジェルや土を用いるのではなく、石膏が使われた専門の飼育キットを使ったほうがいいでしょう。
アリのエサ
アリは肉食に近い雑食です。
ですが、先述の通り汚れに弱いので、お菓子や砂糖、腐敗しやすいものを与えるのは厳禁です。
自然化では生きた昆虫や種子、樹液などを食べますが、最も手軽なのは昆虫ゼリーです。
アリはいろいろな食べ物をバランスよく食べる習性があるので、できれば産卵促進用の高たんぱくゼリーを与えた方がいいでしょう。
余談ですがクワガタやカブトムシに高たんぱくゼリーを与えても寿命は変わりませんが、アリにとっては有効なのは少しおかしいですね笑
アリの寿命
アリの寿命は、働きアリが一年程度、女王が10年以上といわれています。
ですが、野生の働きアリを捕獲した場合は年齢が様々なので、寿命にはばらつきがあります。
巣作りを見たいなら女王が必要
ちなみに、「アリ伝説」などの飼育キットには生きたアリは付属しません。そのため、公園などでアリを捕まえてくるしかないのですが、このアリは全部働きアリです。
働きアリは卵を産むことなく、女王のために餌を運ぶのが主な役目です。
実は、働きアリだけをケースに投入しても、巣を作ることはありません。穴を掘ることがありますが、巣穴の中には卵や蛹などがいないため、部屋を作ることはありません。
ですから、働きアリだけしか用意できない場合、ひたすらアリが穴を掘るのを観察するだけになります。
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