更新日時: 2019年/06月/24日 by aruna
ムシモンはとても繁殖力が強いので、湿気さえ多くすればほぼ確実に産卵させることができます。
メスが卵を産む数も多く、一匹当たり10から50程度の卵を産みます。
ムシモンの幼虫飼育
ムシモンの幼虫は昆虫マット、菌糸ビンなどで育ちます。
非常に丈夫なので放っておけば成虫まで育てられますし、200cc程度のプリンカップに入れても交換することなしに羽化までもっていけます。
幼虫飼育の注意点
ムシモンの飼育で大事なのは、なるべくマットを交換しないことです。
とくに、3令の中期以降にマットを交換すると、うまく蛹室を作ることができずに死んでしまいます。
そのため、あらかじめ大きな容器で飼うか、3令になる前にマットを好感しましょう。
私の場合、5リットルのパンケースにムシモンの幼虫を7匹程度投入して集団で飼育しています。
こうすることでマットを交換する必要がなくなり、安全に成虫まで育てることができます。
ムシモンが羽化するまでの期間
ムシモンが羽化するまでのサイクルは非常に早く、冬場保温すれば半年以内に成虫になります。
保温しなければ普通のクワガタと同じように、一年程度かかります。
ムシモンを大きく育てる方法
ムシモンの幼虫を大きく育てる方法は、菌糸ビンを使うことです。
ムシモンは通常昆虫マットで育てられているので、菌糸を使うだけでもほかの人が育てた個体より大きくなります。
さらに、幼虫を20度程度で飼育し、羽化までの期間を遅らせれば、大型のオスを作出しやすくなります。
ムシモンのギネス
ムシモンのギネスは、36.2ミリでした。ムシモンで30ミリアップを狙うのは難しいので、この記録を更新するのは骨が折れるでしょう。
ムシモンの成熟期間は?
ムシモンに成熟期間はありません。羽化後一か月もすればエサを食べ始めます。ゼリーをたくさん食べるようになったら休眠期間は終わっているので即ペアリングが可能です。羽化して一か月後の状態でも数十個は産卵してくれるのでそこまで待たなくても大丈夫でしょう。
ムシモンの寿命は?
ムシモンは寿命が長く、一年以上生きていることも多いです。
中には3年程度飼育した人もおり、大切に飼えばオオクワガタ並みに長生きしてくれるかもしれません。
ムシモンに亜種や産地ごとの特徴があるの?
ムシモンオオクワガタは、はヨーロッパから中東に幅広く生息しています。
ですが、日本で手に入るムシモンのほとんどはイタリアのサルデーニャ島産です。
他にも、コルシカ島やシリア産など、珍しい産地のムシモンが存在しますが、現在ワイルドが入荷してくることはまずなく、一部の愛好家が細々と維持しているにすぎません。
ちなみにムシモンは産地によって特徴はほとんど出ないため、どこの産地であるか当てるのは非常に難しいです。
ムシモンの値段は?どこで売っているの?
ムシモンは繁殖させやすいため、非常に安価で購入できます。
専門店でもよく見かけますし、だいたい2000円から3000円程度で購入できます。
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