更新日時: 2019年/03月/31日 by aruna
オカヤドカリは陸で生活していますが、エラで呼吸しています。
ですから、呼吸するために水は絶対に必要です。
小動物用の水入れに新鮮な真水を入れておく必要がありますし、毎日水を換えてあげなければなりません。
また、ミネラル分を補うために、真水とは別に海水も必要です。
そのため、オカヤドカリを飼育する場合、真水と海水2種類の水入れを用意する必要があります。
ちなみに最近の飼育家の間では、プラケースなどを水槽の中に埋め込み、投げ込み式フィルターでろ過を行っている人もいるほどです。
オカヤドカリの寿命
オカヤドカリは自然界では30年以上生きる個体もいるといわれています。しかし、新鮮な水と清潔な環境でないと生きていけないため、飼育下でそこまで長生きさせることは難しいと思います。
オカヤドカリのエサ
オカヤドカリは水や環境の汚染には弱いですが、エサはなんでもよく食べます。
野菜くずや生き物の死骸のようなものでもOKですが、汚れやすくなってしまうのでできれば配合飼料を与えるのがベストです。
金魚のエサのようなものでも構いませんが、オカヤドカリ専門のエサも売られているのでそちらを使ったほうがいいでしょう。
オカヤドカリの温度
オカヤドカリは25度前後で飼育するようにしましょう。15度以下になると活動が鈍くなり、10度以下では危険な状態になります。
熱帯魚用のパネルヒーターでは出力が弱いので、小鳥や小動物用の暖房器具を使うとよいでしょう。
なければ人間用の電気あんかでも代用できますが、そこまで暖かくならないので寒い地方に住んでいる場合は注意しましょう。
オカヤドカリの繁殖
オカヤドカリは陸で産卵しますが、卵が孵化する瞬間に海に戻り、子供を海中に放します。
子供(ゾエア幼生)はプランクトンのような姿をしており、非常に小さいため飼育が難しいです。
しかし、ごく少数ながらオカヤドカリの繁殖に成功されている方もいます。
コメント