更新日時: 2019年/12月/31日 by aruna
ミドリフグは成長とともに海水の濃度を濃くする必要があります。
稚魚(市販されている3センチ未満の個体)のうちは4分の一程度の濃度で飼育し、
成長するにしたがって海水の濃度を濃くしていきます。
ミドリフグは10センチ前後に成長しますが、2年ぐらいで成熟されるとされていますので、
2年近くしいくしたら完全な海水でも飼育できます。
ミドリフグを飼育する環境
ミドリフグをはじめとした汽水魚は水質の悪化にも強く、稚魚のうちは小型水槽で飼育できます。
とはいえ、水が蒸発すると塩分濃度が変わるため、最低でも10リットル程度の水量があったほうがいいでしょう。
先述の通り最終的に10センチ以上に成長しますが、あまりスペースを必要とする魚でもないので、30センチ~45センチ水槽があれば終生飼育可能です。
ミドリフグの適温は23度~28度程度です。パネルヒーターは出力が弱いので、普通の熱帯魚用ヒーターを使用することをおすすめします。
ミドリフグのエサ
ミドリフグは肉食性が強く、冷凍赤虫やブラインシュリンプを与えるのがベストです。
とはいえ人工飼料も比較的よく食べるので、専用フードなどを与えてもよいでしょう。
ミドリフグの混泳
ミドリフグは気性が荒いので、一匹づつ飼育するのがベストです。
同じ汽水フグのハチノジフグとの混泳はうまくいく例もあるようですが、トラブルを避けるためにも一匹づつ飼育したほうがいいでしょう。
ただし、成熟して完全海水に移行した段階で、海水魚と混泳させるのはアリです。
海水魚は基本的にみんな獰猛で気が荒いため、クマノミなどと一緒にミドリフグを混泳させている人もいます。
しかし、混泳が上手くいくかは体格差や個体差があります。
実際に水槽に投入してみないと何とも言えないところですが、
肉食性が強い魚なのであまり混泳させるのはおすすめしません。
ミドリフグの病気
ミドリフグは白点病にかかりやすいとされています。
しかし、これはおそらく淡水や塩分濃度が薄い海水で飼育した場合です。
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