更新日時: 2020年/01月/13日 by aruna
エンドラーズライブベアラーの飼育や繁殖について紹介!
エンドラーズライブベアラーは、南米に生息する卵胎生(卵ではなく子供を産む)メダカの一種です。グッピーの亜種ではないかと言われており、グッピーとエンドラーズの雑種も存在します。
エンドラーズはあまり売っているのをみかけませんが、とても奥が深く、魅力的な熱帯魚です。
ここでは、そんなエンドラーズの飼育や繁殖、品種について紹介します。
エンドラーズの飼育難易度
エンドラーズは非常に丈夫で病気にも強いため、飼育は簡単です。
また、アンモニア耐性があるので、立ち上げたばかりの水槽にパイロットフィッシュとして投入しても大丈夫です。
通常のグッピーはアルカリ性の水を好みますが、エンドラーズは酸性の水でも比較的大丈夫(状態よく飼育したければ弱アルカリ性の硬水がベストです)なので、ソイルを使った水草水槽で飼育しても大丈夫です。
ただ、パイロットフィッシュとして用いる場合は、数を少なくする(一匹から2匹)必要があります。
エンドラーズの飼育温度
エンドラーズは低温にも高温にも強く、20度から30度程度の水温なら飼育できます。
ただ、もっとも調子が良くなる温度は24度から26度程度です。
ちなみに冬場でも温かい室内ならヒーターなしで飼育が可能です。
実際、15度から18度程度までなら死ぬことはないと思われます。
そのため、ヒーターが壊れてしまってもすぐに死んでしまうことはありません。
ただ、保温しないと冬は繁殖しないので、年中繁殖させたいならヒーターを入れましょう。
エンドラーズを飼育するときに必要なもの
エンドラーズは一般的な熱帯魚を飼育するときの設備があれば飼育できます。
最低限の設備とは、
・ヒーター
・エアポンプ
・底砂
・フィルター
・カルキ抜き
・エサ
のことを指します。そのほかには産卵箱などがあると便利です。
水槽のサイズは?
エンドラーズはグッピーよりも少し小さい(4センチから5センチ程度)サイズです。
そのため、30センチ水槽(12リットル・Sサイズ水槽)でも問題なく飼育できます。
しかし、エンドラーズは繁殖力が強く、あっという間に増えすぎてすぐに水槽が一杯になってしまいます。
2つ水槽を用意するか、一回り大きなサイズで飼育するとよいでしょう。
エンドラーズの混泳
エンドラーズは温和な魚なので、エンドラーズを食べる可能性のない魚なら混泳可能です。
上記の動画は私の自宅にある水草水槽ですが、ネオンテトラやプラティ、ソードテールなどの熱帯魚とエンドラーズが混泳しています。
エンドラーズはグッピーのように長い尾ひれを持たないため、生い茂った水草水槽でも飼育できます。
そのため、他の種類や水草水槽で混泳させる場合は、グッピーよりも向いているといえます。
エンドラーズの病気について
エンドラーズは基本的に水質の悪化に強く、病気にかかりにくいです。
しかし、グッピーやプラティなどの他の卵胎生メダカと飼育する場合は注意が必要です。
エンドラーズはグッピーが持っている寄生虫やウイルスなどに免疫を持っていない場合があります。
そのため、グッピーなどが泳いでいる水槽にエンドラーズを入れると、バタバタと死んでしまうことがあります。
ショップでよく売られているノーマルのエンドラーズは病気にも強いですが、特殊なエンドラーズ(ブルースターなど)は免疫がないため、グッピーと一緒に飼育するのは非常に危険です。
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