更新日時: 2022年/09月/05日 by aruna
尾ぐされ病に効果があるといわれるグリーンFゴールドやパラザンなどの薬は抗菌剤です。
これらの薬は菌を死滅させる効果しかなく、粘膜を再生させたりする効果はありません。
さらに、グリーンFゴールドなどの魚病薬は病原菌だけでなく、水槽内の有益なバクテリアまで死滅させるため、せっかく立ち上げた水槽が崩壊してしまいます。
そのため、魚が病気になった時に安易に魚病薬を使うことは実はやってはいけない行為なのです。
実際、おぐされ病にかかった金魚を放置しておく飼育者は多いです。
有名な金魚飼育ブログの「金魚部」さんでも、おぐされ病にかかった時はストレスを無くすために隔離するだけで、
薬などの投与は行わないそうです。
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このように、ほとんどの尾ぐされ病に関しては薬を使わなくても治ってしまうことがほとんどなのです。
治療すべき尾ぐされ病
しかし、今すぐにでも治療すべき尾ぐされ病はあります。
それは、寄生虫や細菌が感染したことが原因でヒレが溶けてしまい、炎症を起こして明らかな尾ぐされ病のような症状を起こしている場合です。
この場合は、ギロタクチルスなどの原虫・寄生虫や細菌が粘膜に寄生し、魚の体表を食い荒らします。
その結果、ヒレがボロボロになって尾ぐされ病のように見えるのです。
病原菌による尾ぐされ病の特徴は、金魚の体表に白いものや粘膜のようなものがついていたり、エラを早く動かしたりするなど、
ヒレが欠ける以外の症状が出ていることです。
また、ヒレが溶けた部分が白くなったり、ただれたようになっているケースも治療すべき尾ぐされ病です。
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