更新日時: 2019年/06月/27日 by aruna
ですが、ソードテールはグッピーなどよりも肉食傾向が強く、気性が激しいため、稚魚を見つけるとすぐに食べてしまいます。
また、泳ぐスピードも速いため、稚魚が生き残る確率が非常に低いため、放置しておくとあまり数が増えるということはないです。
そのため、確実に増やしたいのなら産卵箱などを使う必要がありますが、成長するにつれ気性が荒くなり、オス同士ケンカをするため、あまり無計画に増やさない方がいいでしょう。
ソードテールの稚魚飼育
ソードテールの稚魚は、グッピーの稚魚と同じ感覚で育てることができます。
エサは配合飼料でもいいですが、ブラインシュリンプやミジンコなどを与えるとより大きく成長させることができます。
ただ、ソードテールの成長スピードはかなり遅く、プラティなどと同じ飼い方をすると、成魚になるまでに半年以上かかることが多いです。
おそらく早く大きくするためには、生餌を頻繁に与える必要があると思われます。
ちなみに私はソードテールに配合飼料を与えていますが、稚魚が生殖能力がある大人になるまで一年位かかります。
プラティの場合なら一年もすればそろそろ寿命が来てもおかしくないので、どれだけソードテールの成長が遅いか分かると思います。
ソードテールの寿命
ソードテールは、卵胎生メダカの中では長生きで、2年から3年程度生きていることも珍しくありません。
実際、私が飼育していたソードテールも、成魚を購入したのにも関わらず、2年半ぐらい生きていました。おそらく三年以上生きていると思われます。
というより、配合飼料で飼うと大人になるまで一年近くかかるので、単に成長がゆっくりであるだけの可能性もあります。
ソードテールの性転換
ソードテールはメスがオスに性転換する魚として有名です。しかし、実は性転換ではなく、単に成熟が遅れているだけとの見方もあり、そのような論文も存在します。
ですが、ソードテールは実際に性転換します。なぜなら、私の水槽で、子供を産んだ経験のあるメスがオスに性転換したからです。
そのメスは2年近く生きており、性転換に耐えられずにすぐに死んでしまったのですが、私は初めての現象にとても驚きました。
性転換するタイミングは不明ですが、メスだけで飼育していると大きな個体がオスに変わることが多いです。
ソードテールの種類
ソードテールには様々な種類があります。原種に近い、地味な色をしてネオンソードテールと、真っ赤なレッドソードテールは図鑑にも載っているのでおなじみの魚です。
そのほかにも、キャリコ模様が特徴の三色ソードや、赤と白の縞模様の紅白ソード(動画参照)などの改良品種もあります。
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